ヤンキーのカリスマ雑誌『チャンプロード』休刊。かつてのライバル誌編集長が労いの言葉
’87年の創刊以来、ヤンキー少年少女とともに走り続けた『チャンプロード』が、今年11月発売号で休刊する。そこでヤンキーバイブル誌の双頭のひとつだった『ティーンズロード』を創刊から大ヒットまでに導いた元編集長の比嘉健二氏に、かつてのライバル誌との思い出やその関係性を聞いた。
’99年に休刊した『ティーンズロード』の創刊は『チャンプロード』創刊から遅れること2年。’89年でウチは後発組だった。だから、普通にやっても勝ち目がないでしょ。他誌が単車の改造に焦点を当てて雑誌づくりをしていた中で、ウチは「人でしょ」ってコトで、総長や特攻隊長のインタビューをガンガン載せ、キャラクターを打ち出していった。特にレディースと呼ばれる女のコを企画の中心にしたのも大きな違いだよね。これでうまく棲み分けができていった。正月の「初日の出暴走」のような現場では『チャンプロード』の取材班と一緒になることもよくあったんだけど、ライバルというよりは“同志”のような感じだったね。
⇒【画像】はコチラ(2009年12月号&2010年5月号表紙)https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1223652
実はヤンキー人口って1万人程度しかいないのに雑誌が20万~30万部売れていたのは、ヤンキーに憧れをもっているファンが買っていたから。当時の不良たちには、彼らなりの文化や美学があって、自分のチームを誇りに思っていたんだよね。だから僕らは「彼らのキャラクターを雑誌の軸に置く」という姿勢は絶対にブレさせず、それこそ「不良たちと心中してやる」くらいの熱い気持ちをもって作ってたよ。『チャンプロード』からもそういう気概を感じただろ。
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