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大谷翔平「フルゴリラ」の意味は? 通にみえるスポーツスラング英語集

 大谷翔平選手の活躍でさらに注目されるMLBだが、ゲーム以外でも話題になっているのをご存知だろうか? 大谷選手のコンディションを問われた、エンゼルスのマイク・ソーシア監督が発した「フルゴリラ」というワードのことである。“全力で行なう”を意味するスラングで、アメリカではミーティングのためにスーツ着用が求められた場合にも使うそう。独特の語感と汎用性の高さから、日本でも流行の予感プンプンな「フルゴリラ」。同じようなノリの良いフレーズが溢れるスポーツスラングの世界を少し覗いてみよう。

スラング

「フルゴリラ」だけじゃない! MLBのユニークなスラング


 4月21日、大谷選手の状態をマイク・ソーシア監督はこう表現した。「良い感じだけど、昨日のブルペンは感触を確かめる程度。『フルゴリラ』ではなかった」。この件でトレンドワードに急浮上した「フルゴリラ」=全力投球だが、日本メディア向けの通訳が聞き直すほど、現地でもあまり使われないスラングのよう。ソーシア監督によると「指揮官がしばしば口にする」そうで、“明日は会議だからフルゴリラで行く”といった用法もあるとか。アメリカ人が最もハマるスポーツであるベースボールには、ほかにも印象的ワードがたっぷり。

 例えば、最後の投手を示すストッパー=クローザーは、「ファイヤーマン」とも呼ばれる。打たれ始めて着いてしまった火を、ひどく炎上する前に消す任務があるからだ。USらしいユーモアを感じさせるのが「フリーチケット」。無料で進める、つまりフォアボールである。“That’s a boy”を略した「アダボーイ」は、ファインプレーに対してファンから選手に投げられる褒め言葉。ぜひアナハイムで「アダボーイ ショーヘー!」と叫んでみたいものだ。電光掲示板に表示される「チャージ(Charge)」も声援の一種。充電や請求ではなく、「突撃! 行け!」のニュアンスで使われている。

 一方、ヤジの定番が「カモン」である。「来い!」ではなく、「何やっている、頑張れよ……」といった雰囲気。ハリウッド映画でも呆れた様子で、「カモ~ン」と言うシーンをよく目にするはず。ちなみにエンゼルスをスラング的にいうと「ヘイローズ」。チームシンボルとしている天使の輪、“halo”に由来しているらしい。

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チェリーピック(さくらんぼ狩り)とは?

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