「どこを見ても大谷翔平」MLB東京シリーズ報道に不満続出。サッカー日本代表にも及んだ「ヤキュハラ問題」…不満の声は“身内”からも
2025年のメジャーリーグ「東京シリーズ」が大団円を迎えた。
ドジャースとカブスによる開幕シリーズ。日本人選手総勢5人が登場した東京シリーズは興行的にも大成功を収めた。平均視聴率(日本テレビ、関東地区)は、開幕戦が31.2%(世帯)、第2戦も29.5%(同)。2日連続の30%超えとはならなかったが、インパクト十分の数字を残した。
そして“フィーバー”はシリーズ終了後も続いた。翌朝のスポーツ紙はもちろん、ニュース番組や情報番組などで様々な角度から開幕シリーズを詳報。特に目立ったのが大谷らの活躍で2連勝スタートを決めたドジャースの報道だ。
ただ、ドジャース一辺倒の“偏向報道”には嫌気が差した日本人も少なくなかったようで、SNSには「どのチャンネルを見ても大谷、大谷、ドジャース、ドジャース……。もうお腹いっぱいだよ」といった声が見られた。
多くのメディアにとって、メジャーリーグNo.1プレーヤーの座に上り詰めた大谷は“数字を稼げる”超優良コンテンツ。それは誰もが認めるところだろう。ただ、ここ数年で“大谷ハラスメント”という言葉がたびたび聞かれるようになったように、大谷を過剰に持ち上げる報道などが多いのも事実だ。
今回SNSなどで目についたのは、“大谷ハラスメント”はもちろん、“野球ハラスメント”や“ヤキュハラ”というワードである。
特に大きな反発を生んだのが、サッカー日本代表の森保一監督はじめ、代表メンバーの数人がドジャースや大谷に関する質問を受けたとされる報道である。
サッカー日本代表は現在、2026年ワールドカップ(W杯)の北中米大会アジア最終予選の真っただ中。20日のバーレーン戦に続き、25日にサウジアラビアとの一戦が控えている。この2試合を前に13日に行われたのが代表メンバーの発表だった。
13日といえば、ちょうどドジャースが来日したタイミング。それもあって、代表メンバーの発表会見に臨んだ森保監督にもドジャース関連の質問が飛んだという。
森保監督は「私も小学5年生まではプロ野球選手になりたいと思っていた」「メジャーリーグの開幕戦を楽しみにしています」などとコメントしたのだが、これが各メディアで伝えられると一部のファンが反応した。
代表メンバーの発表というサッカー界にとって大事なイベントで、他競技の質問が出たことに対し、Xなどでは辛辣な意見も少なくなかった。このような“ヤキュハラ”は代表メンバーにも及んでいたようだ。
ドジャース一色の報道に賛否の声

写真/産経新聞社
サッカー日本代表も“ヤキュハラ”被害に
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1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
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