人の生き方を見てどう思うか?が重要なワケ
―[魂が燃えるメモ/佐々木]―
いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるメモ」とは何か? そのヒントをつづる連載第66回
メンタルレコーディングは単に物事を記録するだけでなく、自分の思考を記録します。すると徐々に思考に特有の傾向や癖があるのに気づいてきます。その傾向や癖、思考パターンこそ、その人が生きる拠り所としている「信念」です。つまりメンタルレコーディングは、自分が気づいていない信念に気づくための試みです。
なぜ自分の信念に気づく必要があるのか。場当たり的な行動をする人を、私たちは「あの人は信念がない」と指摘します。しかしこの指摘は誤りで、場当たり的な行動は、そういう行動を取らざるをえない信念を抱えてしまっているのです。
信念は一つではなく、たくさんあります。それは生まれてから10年、20年、30年と生きるなかででき上がった心の地層です。メンタルレコーディングは、この信念の集積を「信念体系」と呼んでいます。人間は平等ではありません。信念体系が整っていて成功しやすい人もいれば、あちこちに矛盾があってなかなか前に進めない人もいます。場当たり的な行動は信念がないのではなく、矛盾した信念を持ち、しかもそれに気づけずに修正できないでいる結果です。
大事な気づきをどう得るべきか?
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コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中
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『人生を変えるマインドレコーディング』 人はなぜ続けることができないのか? 続けるには「信念」が必要だ! |
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