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山本“KID”徳郁のベストバウト5選。魔裟斗とのカリスマ対決は!?

 9月18日、41歳という若さで亡くなった山本“KID”徳郁さん。今年の8月に自身のInstagramにて、がん闘病中であることを明かしたばかり。そのあまりに早い突然の訃報に、多くの悲しみの声が広がっている。

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13:30から @krazy_league インスタライブで軽量放送します

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 生前は「神の子」との愛称で親しまれ、圧倒的な強さとカリスマ性溢れる派手な戦闘スタイルで、多くの格闘技ファンを魅了していたKIDさん。そこで今回は、「あなたが選ぶ『山本“KID”徳郁のベストマッチ』というお題で100人にアンケートを実施。ファンが選んだベストマッチを発表する。

【第5位】KIDが追い込まれた試合 vs安廣一哉


 2004年7月、【K-1 WORLD MAX 2004 ~世界一決定トーナメント~】にて繰り広げられたこの試合。空手出身の安廣一哉との対戦は、ミックスルールという、ラウンドごとにK-1ルールと総合格闘技ルールが入れ替わる形式で行われた。当時のKIDは総合格闘技ルールで勝利を積み重ねており、また同年の試合では圧巻のK-1デビューを飾り、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。当然、戦前の予想ではKID優勢とみられていた。

 しかし、そんな予想に反して試合は拮抗。K-1ルールで安廣の右ストレートがヒットするだけでなく、KID得意の総合ルールでもフロントチョークを決められ、あわや敗北か…という危機に追い込まれた。だが最後は腕ひしぎ十字固めを決め勝利。苦しめられたものの、きっちりと勝利を掴んだ。試合後に顔面を腫らしていたKIDから、その激戦の様子が伝わってくる試合だった。

【第4位】神の子KID誕生の瞬間 vs村浜武洋


 2004年2月、【K-1 WORLD MAX 2004 ~日本代表決定トーナメント~】にて行われたこの試合は、KIDのK-1デビュー戦となった試合でも有名だ。「神の子KID」が誕生した記念すべき瞬間といってもいい、まさに衝撃のK-1デビュー戦となった。

 対戦相手の村浜武洋はK-1のリングに何度も上がり、その前年には魔裟斗と互角の勝負を繰り広げた実力者。戦前の予想では村浜有利だったこの試合、K-1デビュー戦のKIDが村浜を圧倒し勝利するという番狂わせが起きた。序盤こそ慣れないK-1ルールに、いくつかの反則スレスレ行為を犯してしまうKID。しかし、終始そのパンチ力で村浜を圧倒。2回のダウンを奪い、最後はTKO勝ちを収めた。

 試合中、終始不敵な笑みを浮かべ村浜に挑んでいたKID。試合途中ではノーガード戦法を繰り出し、ファンを沸かせた。KID最強伝説の始まりと言ってもいい試合だった。

【第3位】全盛期の力を取り戻しかけた試合 vs金原正徳


 2008年、練習中の怪我により手術をしたKIDは、試合の長期離脱を余儀なくされた。2009年5月に、DREAM.9で復帰戦を行うも敗北。同年に行われたK-1ルールの試合でも失神KOで敗北し、全盛期の面影は影をひそめてしまった。

 そんな中行われたこの試合。対戦相手の金原正徳は総合格闘技・SRC(センゴク・ライデン・チャンピオンシップという団体)、フェザー級の当時の王者。この試合でKIDは全盛期の強さを髣髴とさせる戦いを見せた。第2ラウンドでダウンを奪われ、このまま敗北かと思われたが、最終の第3ラウンドで得意の左がさく裂しダウンを奪う。結果的に判定で敗れたものの、最終ラウンドでの猛攻はファンの記憶に焼きつかれた試合となった。

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1位はやっぱりあの試合

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