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バン仲村「正直、金儲けしたいなら割に合わない」賞金5000万円格闘技イベントの正体を語る

 全国のケンカ自慢が集まる格闘技イベント「ケンカバトルロワイアル」を主催しながら、同じく格闘技イベント「BreakingDown」の出場選手という顔も持つバン仲村さん(46歳・@nakamura_tvtv
バン仲村

格闘技イベント主催、実業家などの多彩な顔を持つバン仲村さん

 参加型格闘技というコンセプトが似ているYouTubeの企画だが、お互いにライバル視はしていないという。2022年9月の番組開始からわずか2か月で総再生回数が3200万を超える人気コンテンツとなったケンカバトルロワイアルはこれからどこに向かうのだろうか。バン仲村さんの見据える未来に迫った。前後編インタビューの後編をお届けする。

ほかの格闘技番組で活躍するきっかけに

11月23日に開催されるBreakingDownVol.10への出場が決まったバン仲村さんだが、2024年1月には主催するケンカバトルロワイアルvol.5の開催も控えている。2つの人気格闘技イベントに関わっていることについて、本人はどう思っているだろうか。 「よくライバル関係なのかと聞かれるけれど、まったくそんなことはない。むしろ、ケンカバトルロワイアルはBreakingDownに出場するためのステップアップの場だと思ってもらっていい。BreakingDownは今もっとも勢いのあるYouTubeコンテンツのひとつだから。  例えオーディションに参加できたとしても、全カットなんて当たり前。そこで結果を残せるのはほんの一握り。もちろん、ケンカバトルロワイアルのコンセプトやストーリー性が好きで参加してもらえるのもうれしいけど、この番組で自分の見せ方や活躍できる一面を見つけ、ほかの場所で活躍するきっかけづくりにでもなれたらいいかな

金もうけなら格闘技イベントはやらない

バン仲村

バンさん主催のケンカバトルロワイアルはドラマ「イカゲーム」のような作り込んだ世界観で人気を集める

 ケンカバトルロワイアルはVol.1から1年がたち、優勝賞金額が上がるなど、回を重ねるごとに豪華さが増すが、バンさんは「別にもうかっているわけではない」と笑って答える。 「正直、金もうけをしたいなら格闘技イベントは割に合わない。人気選手に出場してもらったり会場を大きくしたり、派手に盛り上げるにはお金がかかるからね。でも、無名だった参加者やラウンドガールが出演を機に知名度を上げ、活躍の場が広がっている姿を見ると、やりがいを感じる。定期的に自分の活動を連絡してくれる参加者もいるから、お父さん目線で応援していますね」
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武器にしたほうがいいことを助言
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IT企業の広報兼フリーライター。元レースクイーン。よく書くテーマはキャリアや女性の働き方など。好きなお酒はレモンサワーです
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