バン仲村46歳の野望と“意外な素顔”「需要がなくなったらいつ消えてもいい」
格闘技イベント「BreakingDown」の看板選手、全国のケンカ自慢が集まる格闘技イベント「ケンカバトルロワイアル」の主催、実業家、ラッパー…さまざまな顔を持つバン仲村さん(46歳・@nakamura_tvtv)。
2024年1月にはケンカバトルロワイアルvol.5の開催も控えているが、そもそも彼はいったい何者か? 肩書にもジャンルにもこだわらず、“バン仲村”道を貫く彼のキャリア観に迫った。前後編インタビューの前編をお届けする。
「あんたでもいいよ」。約1年前に開催された格闘技イベント「BreakingDown」のオーディションで放ったセリフが注目を浴び、一躍時の人となったバン仲村さん。ひげをたくわえ、サングラスをかけ、赤いジャケットを羽織り、それを脱ぐと、色黒の肩からイカついタトゥーが見える。THE強面のビジュアルで独特の存在感がある彼だが、実は大学院を卒業後、大学職員として働いていたという異色の経歴を持つ。
「初対面の人には驚かれますが、高校卒業後に浪人している。大嫌いだった勉強に本気で向き合おうと思い、1日10時間くらい猛勉強して山梨学院大学に進学し、経営学を学んだこともある。そこの大学院では社会科学を専攻し、修了後は、母校で大学職員もしていたよ。だけど、自分はサラリーマンより経営者のほうが合っていると思ったから2年くらいで退職・独立したね」
現在はタトゥースタジオや日焼けサロン、無料案内所など5つの会社を経営しているという。
「格闘技関連以外にも、最近ではラップバトルや歌手に挑戦したり、登録者100万人超えのYouTubeチャンネル『令和の虎』で司会を担当したり、他にもいろいろしています。いろんなジャンルに携わっているので、『いったい何をしている人なんだ』とよく聞かれるんだけど、何者なのか分からないというキャラクターを意図的に仕向けています。だって、ミステリアスなほうがモテるでしょ(笑)。とはいえ、広く浅く何でも手を出したいわけではなく、『自分のやりたいことか』『世の中から求められていることか』を基準に仕事を選ぶようにしているね」
赤いジャケットでも経歴は意外と真面目
日焼けサロン、無料案内所などを経営
IT企業の広報兼フリーライター。元レースクイーン。よく書くテーマはキャリアや女性の働き方など。好きなお酒はレモンサワーです
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