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安倍3選で「終わりの始まり内閣」発足 橋本聖子氏を五輪担当相に任命?

安倍3選

石破氏は入閣。進次郎氏は副官房長官?


「安倍さんの側近連中は大げさに拍手していましたが、目が完全に笑っていなかった。むしろ会場は石破さんが勝ったような雰囲気でしたね。私のケータイにも地方議員などから続々と『おめでとう』とメッセージが届きましたから(笑)」

 こう話すのは自民党石破派の関係者だ。祝福された理由は、言わずもがなだろう。

 9月20日、自民党総裁選で安倍晋三首相の3選が決定した。石破茂元幹事長との一騎打ちになった選挙戦は、序盤こそ石破氏の惨敗ムードが漂ったものの、後半になって猛烈に追い上げ。ふたを開けてみれば、国会議員票こそ安倍氏329票に対して石破氏73票と大差がついたものの、党員票は同224票に対して181票と予想外の僅差に終わったのだ。全国紙政治部記者が話す。

「安倍首相陣営は当初、地方票だけで7割の獲得を目指していました。実際、世論調査でもトリプルスコアでリードしていた。石破氏が出馬宣言の際、森友・加計問題を揶揄するように『総裁選のキャッチフレーズは正直、公正』と明かし、石破支持に回った参院竹下派からも『個人的なことで攻撃することには嫌悪感がある』(吉田博美参院幹事長)という声が上がった影響もあるでしょう。その圧勝ムードにあぐらをかいたのがマズかった。災害対応やロシア外遊を理由に選挙戦を実質1週間に短縮し、’12年総裁選では全国12か所で行った候補者が揃う街頭演説を2か所に減らすなど、安倍首相は政策論争を避けていました。その一方で、党内への締め付けを厳しくした。石破派の斎藤健農水相が支持者らの前で『安倍応援団の一人に、石破さんを応援するんだったら辞表を書いてからやれと言われた』と明かして、安倍陣営の恫喝まがいの集票活動の実態が明らかになりました。これで潮目が変わり、各地の地方議員からも不満の声が漏れ始めて、地方票が予想以上に石破氏に流れたんです」

石破 安倍氏が獲得した国会議員票は80%を超えたが、党員票は55%止まり。当初の目標から大きく減らしたため、「安倍さんにとっては“葬祭”選挙だった」(同)という声も上がっている。そのため、石破派がどんな処遇を受けるかに大きな注目が集まっているという。政治ジャーナリストの藤本順一氏が話す。

「党員票の45%を獲得した意味は非常に大きい。来年4月には統一地方選が、夏には参院選が控えていますから、石破氏が圧勝した地域では安倍首相よりも石破氏に応援演説をお願いしたいという声が高まるのは必至。安倍首相も総裁選後に『挙党体制で』と話しているので、10月1日に予定されている内閣改造では石破氏を入閣させる方向。考えられるのは外相ないしは防災相を新設しての入閣です。北方領土返還を棚上げされそうな対露弱腰外交や対北朝鮮外交の行きづまりなどを批判してきたので、外相ポストを用意されたら石破氏は断れない。自ら新設を訴えていた防災相も同様です。省庁再編や行財政改革を担う特命相でも石破氏は受けるでしょう。こうしたポストに就けることは双方にとって有益。安倍政権は来年の選挙に向けた体制を整えることができるし、石破氏は“ポスト安倍”としての存在感をアピールできるからです」

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女性活躍枠で橋本聖子氏を五輪担当相に任命?

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