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入ったら出られない竹藪、触れるとたたられる木…全国に残る「禁足地」とは

「八幡の藪知らず」「初鹿野諏訪神社のホオノキ」の謎

 一方、よく由来がわからないまま、言い伝えとともにずっと人々が立ち入らずにいる場所もある。  千葉県市川市の「八幡の藪知らず」は江戸時代から「入ったら二度と出られない」「竹藪を切り開こうとすると変死を遂げる」と言い伝えられてきたが、その由来は不明なのだという。
市川市の「八幡の藪知らず」

千葉県市川市の八幡の藪知らず

 うっそうとした深い竹藪を想像しがちだが、「八幡の藪知らず」は車通りも多い国道に面した小さな竹藪だ。囲われた禁足地の向こう側が竹藪越しに見えそうなくらいの規模だが、いまだに「入ったら出られない」と伝えられている。
市川市の「八幡の藪知らず」

千葉県市川市の八幡の藪知らず

 色濃く祟りの言い伝えが残るのは、山梨県甲州市、初鹿野諏訪神社に生えるホオノキだ。この葉で柏餅を作ってたべた集落が疫病と水害によって壊滅したとか、枝払いをした関係者が亡くなったなどの祟り話が存在し、現在でも枝払いはおろか落ち葉の掃除すら行われていない。少しでも触れればすさまじい祟りがあると信じられているからだという。
甲州市のホオノキ

山梨県甲州市のホオノキ

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少なくなってきた“禁足地”
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「見たものを口外してはいけない、お言わず様」や、沖縄の御嶽、天皇陵など 禁足地についてもっと知りたい方はコチラを。
禁足地巡礼』吉田悠軌・著 扶桑社新書

人が足を踏み入れてはならない場所が、日本各地には点在している。

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