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「エロ紙芝居」を生業にする女性を直撃。「ある日、欲求が爆発したんです」

 飯田華子さんという女性は、全国各地を巡業し「エロ紙芝居」というものを披露している。それは一体なに? なぜエロ紙芝居を?そこで、本人にインタビューを敢行。その謎多き職業について詳しく話を聞いてみた。

「エロ紙芝居」ってなに!?

――まずは知らない方のために、「エロ紙芝居」とは?について教えてください。
エロ紙芝居

飯田華子さん

飯田:裸の絵や猥雑な言葉が頻出する、大人向けの紙芝居です。 ――飯田さんはそれを段ボールに描いていらっしゃるんですよね。画用紙などにしないのはこだわりですか? 飯田:私の使っている画材の乗りが一番いいんですよ。あと、その辺で手に入りやすい(笑) ――とても実用的な理由ですね(笑)そもそも、なぜエロをやろうと思われたんですか? 最初は普通の紙芝居を作られたりしたんですか飯田:最初からエロでした。エロいものが好きだから。また、劇団唐組や寺山修司の演劇が好きなのでそういった世界観になったのかもしれません。 ――好きだったところから、人前でエロ紙芝居をやるようになったきっかけはありますか? 飯田:20歳くらいまでは「自己表現をするなんてダサい」と斜に構えていました。でもある日欲求が爆発し、声と言葉を使ったパフォーマンスを競う大会に出ることにしました。ラップや朗読をする人が多い中、自分のできる手段でどんなパフォーマンスをしたら勝てるかを考えて作ったのが紙芝居です。
ミニ紙芝居-花

販売しているミニ紙芝居「花」

――そこからはじまって、現在はどんな所でどんなお客さんに向けて演られているんですか? 飯田:銀座のクラブもありますし、西成の立ち飲み屋でも演ります。お客さんは30~50代の落ち着いた大人の方が多いですね。
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目標は、「エロ紙芝居」の劇場をつくること
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Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。

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