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エロ紙芝居を生業にする女性の半生。性の目ざめは「保育園の時でした」

 以前、日刊SPA!でエロ紙芝居を生業にする女性、飯田華子さんのインタビュー記事を掲載。「エロ紙芝居とは何?」という初歩的な疑問を語ってもらった。

 前回同様、ライターのMr.tsubakingがインタビュー第2弾を敢行。彼女を作ったルーツは? そして、「女性がエロを取り組む難しさ」について話を聞く。

エロ紙芝居の飯田華子を作ったのは“文学“


――エロ紙芝居を生業にする飯田さんですが、一体どんな子供だったのか気になります。どんなことをして遊んでいたんですか?

飯田華子さん

飯田華子さん

飯田華子(以下、飯田):学童で友達と遊んでることが多かったです。でも、1人にさせてって思ってました(笑)絵かきと漫画と読書、お人形さんごっこも1人でやるのが好きでしたね。友達とやると「そうじゃねーよ」とか思っちゃうんで(笑)

――それは物語として?(笑)

飯田:なんでここで買い物行くんだよみたいな(笑)

――すでに物語をつくる心が芽生えていたんですね。好きだった漫画、小説とかはありましたか?

飯田:はじめて面白いと思ったのは「ベルばら」や「漂流教室」。小説は、中学受験をしていた頃に、志望校が試験でよく向田邦子を使うところだったんです。

――小学生に向田邦子の機微を読み取るのはそうとう難しいですよね。

飯田:でも向田邦子を読んだ時に心が震えました。あと、中島らも。

――お酒やドラッグなどの、知らない言葉がたくさん出てきますよね。大人は「解釈」をしようとして、意味を調べないと先に進めなかったりしますけど、子供は感覚だけで読み進めるようなところありますもんね。

飯田:わからないことはちょっと横に置いといて進められますね。

――怖くは感じませんでしたか?

飯田:怖いっていうのもありましたよ。

――漂流教室もそうだけど、怖さが含まれているものへの嗜好があったのかもしれませんね。

飯田:ベルばらもギロチンにかけられたり天然痘にかかったりして、ちょっと怖いですもんね。

家の本棚に全部揃っていた「私を狂わせる本」


――中学に上がると、読書に変化があったとか?

飯田:ありました。鮮やかに変わったのが、太宰の『人間失格』。それまで読んでた本って、悲しい事があっても最後には少しぐらい希望の見える終わり方をしてたんですよ。でも『人間失格』を最後まで読んでいったら「ただ、一切は過ぎていきます」で終わって、ボカーン!!って(笑)

――セオリーと救いの爆発ですね(笑)

飯田:この気持ち、どうすればいいの!?(笑)

――下巻は!?って(笑)

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飯田華子とエロ

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●飯田華子公式HP https://iidahanako.jimdo.com/





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