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20代のクリぼっちが増加 若者の「クリスマス離れ」を調査

仕事が忙しくクリスマスどころじゃない

クリぼっち

画像:LINEリサーチ公式ブログ

 また同調査では、「『ホームパーティをする』が25%、『イルミネーションやツリーを見に行く』が8%、『飲みに行く/ファミレスに行く』が6%で、約4割はアクティブにクリスマスを楽しむ層も一定数みられた」とも報告しているが、年代別では「『いつも通り自宅で過ごす』という50代は、30代に比べて+12pt高く、逆に『ホームパーティをする』では50代は30代に比べて-14pt下がる結果」といった内容もある。子供がいれば変わるだろうが、基本的にはライフステージが上がるにつれ、クリスマスの過ごし方にも変化がみられ、イベントごとに疎くなるのが自然だろう。  また、『仕事やアルバイト』がクリスマス期間の予定で3位になっており、外でご飯食べたり、買い物をしたりできるのは、常に誰かが働いているおかげという当たり前の現実も浮きぼりになっている。特に祝日でもないクリスマスならなおさらのようだ。  5年間交際中の彼女がいるという30歳の男性は、ここ2、3年のクリスマスは仕事に忙殺されているそう。 「20代の頃は高級ホテルに泊まったりサプライズをやったりと、クリスマスを大事にしてましたけど、最近は仕事しかしてないですね~。この時期は特に忙しいので。あとデートをするとしても、どこ行っても混んでるし疲れちゃいます。だからたとえ仕事がなくても、1人で家でまったりすることになると思いますよ。彼女も『一緒に過ごそう』とか言ってくることもないし。この年になるともう、イベント感がなくなってきましたね」  恋人がいても一緒に過ごすとは限らないようだ。  とはいえ、あまりこういう季節のイベントごとを無視して、街の雰囲気を素直に味わえないのもいかがなものだろう。それはそれで逆にめちゃめちゃ意識してしまっているようで嫌というか……。いつものマックの代わりにケンタッキーをテイクアウトしたりして、嗜む程度にクリスマスを過ごすのも悪くなさそうだ。〈文・伊藤綾〉 【調査について】 LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査 調査対象:日本全国 10歳以上の男女 実施時期:2018年11月22日~30日 有効回収数:422,402サンプル 性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック ※グラフ・数表は小数点第1位を四捨五入し整数表記
1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X(旧Twitter):@tsuitachiii
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