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DV加害者にモテ男が多い理由。元純烈・友井氏は典型パターン

 週刊文春で女性への暴力や金銭問題が報じられ、芸能界を引退した元純烈・友井雄亮氏。報道されたDVの実態は凄まじく、また多くの女性とのトラブルも浮き彫りになったことからも、その常習性が窺えた。
警察庁 配偶者からの暴力事案等への対応状況

画像:警察庁

 パートナーからの暴力に悩む女性は多く、警視庁が公表する暴力事案等の相談件数は年々上昇している。被害者が増えるということは加害者も同じく増加していることになるが、一体どのような男性がDV加害者になりうるのか。  DV加害者更生プログラムを主催し、これまで多くの加害者たちと接してきた「NPO法人 女性・人権支援センター ステップ」の栗原加代美さんに話を聞いた。

DV加害者の共通点は?

栗原加代美

栗原加代美さん

 栗原さんにDV加害者特有の雰囲気や特徴を聞くと、まず「マイナス思考の男性」という答えが返ってきた。 「私のところへ来る加害者の方は、マイナス思考に陥ってしまっていることが多いです。たとえば恋人が電話に出なかったとして、健全な思考の場合『忙しいのかな』や『仕事中なのかな』と思うはずです。でも、DVをしてしまう方の思考は違います。  電話に出ないと、『他の男といるんじゃないだろうか?』『俺を無視してるんじゃないか』といった具合です。マイナス思考ですよね。そういう思考の癖が付いてしまっている人は、目つきが鋭く、なんだか暗く近寄りがたい雰囲気が漂っています」  確かに、心配や嫉妬が怒りに変わってしまうのは想像に難くなく、マイナス思考がやがて暴力に移行するのも肯ける。治療にきた加害者男性にまず栗原さんが教えることは「妻であれど、まったくの他人」の考えだ。 「妻を所有物だと思い込んでいる方がすごく多いんです。結婚したんだから、同じ価値観を共有しなければならないと。でも、妻は自分ではなく他人。個々に人格があるんです。そういったことを話していきます」 暴力 そうした「妻を所有物だと思ってしまう男性」の多くが、リーダーシップを発揮する性格なのだそう。 「加害者は外面(そとづら)が良い場合が多いんです。ここに来る方も、外ではすごく尊敬されていて、社会的地位のあるお仕事をしていることもある。普段からリーダーシップを取ることが当たり前になっているんですね。  そういう方々が、仕事場だけでなく家でもリーダーシップを取り続ける。妻は部下…のように考えてしまう。女性の方が劣っているという意識が強く、自分は正しく、妻は間違っているといった考えになると、『妻を矯正していこう』となり、やがてそれがDVに発展していきます」
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DV加害者がモテる理由
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