それから、株には配当があります。株の配当は、一部上場企業なら、年利1～6％が相場です。ただし、株価が上がったときの売却益を含めると、年利はもう少し上がります。今は銀行金利0.01%の時代です。わたしのおばあちゃんの時代は高度成長期で、銀行にお金を預けていても、5～10％の金利がついていました。 　でも、今は銀行に1000万円お金を預けていても、年1000円の金利がつくだけです。とてもお金は増えません。わたしは株が好きですが、不動産投資も相場年利5～6％が相場です。 　こうやってお金を働かせると、年利5％だと計算して、1000万円が1年後に1050万円、5年後に1280万円、10年後に1630万円と、お金が増えていくことになります。 　ただし、世の中で割合、安全とされている投資は年利6～7％です。よく「月利10％」をうたっている情報がありますが、ほとんどポンジスキーム(高配当をうたって資金を集めながら実際は資産運用していない）などの詐欺です。くれぐれも気をつけてくださいね。 　わたしはいま、楽天証券で株をやっています。設定しておけば、郵便局や銀行から楽天銀行にお金を入れると、自動で楽天証券に移行するようになっています。「楽天証券アプリ」を使えば、クリックしただけで株を売ったり、買ったりすることができるので、とても便利です。 　今回は、株の話が中心でしたが、これはあくまでわたしなりの株理論です。同じように株をやっている方でも、一部上場企業ではなく、もっとマザーズなどの店頭公開したばかりのベンチャー企業の株を買うハイリスク・ハイリターンな人もいるし、1日で株の取引を終了されるデイトレーダーもいます。 　株以外にも、不動産投資、仮想通貨の投資が好きな方もいます。なんとなく興味を持てるものを研究して、はじめは少額から投資してみましょう。お金はあって邪魔になるものではないです。お金を働かせて収入を得られれば、人生設計が楽になるに違いありません。 ＜TEXT／内野彩華＞新宿歌舞伎町キャバクラ「アップスグループ」オーナー。株式会社アップス代表取締役社長。津田塾大学卒業。25歳のとき、当時勤めていた外資系IT企業をやめて、歌舞伎町にキャバクラを開業。現在、歌舞伎町にキャバクラを4店舗、銀座にクラブを2店舗展開するまでに。キャバ嬢の育成やキャバクラの立ち上げ、経営改善のコンサルティングなども行い、グループ年商は10億円にもおよぶ。著書『劣等感を力に変える 成り上がる女の法則』が発売中