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中国売春店からの嫌がらせに、私が「戦わずして勝つことができた」理由

 こんにちは、内野彩華(うちのあやか)です。  新宿・歌舞伎町にキャバクラを4店舗経営する歌舞伎町の女社長。そんな私が野心の大切さを説く、この連載。第39回は「嫌がらせの対処法」がテーマです。
嫌がらせ

※画像はイメージです(以下同じ)

 敵はなるべく作らない方がいいと思いますが、でも、時には意識しないうちに敵ができてしまっている場合があります。今回は、戦って勝つのではなく、戦わずして勝つ方法をお話ししたいと思います。

隣の中国人とキャバ嬢がケンカした理由

 歌舞伎町には、中国人経営による売春可能な店が多数存在します。もちろん風営法に違反しているので、最近ではやや減少傾向にあります。  警察に見つかれば一発アウトですが、それを目当てにしているお客様がいるのも事実。システムは飲み代が1万円で中国人の女の子を連れ出すと、ショートコース2時間で3万円、ロングコース一晩で5万円が標準相場のようです。  かつてうちの店の隣には、そういう「連れ出し店」がありました。はじめのうち、ご近所としての関係は決して良好ではないものの、悪くもありませんでした。  しかしある時、その店から出てきたお客様が、うちのお見送りをしていたキャバ嬢に酔っ払って寄りかかり、それを見た中国人ママが烈火のごとく怒ってしまいました(事件の詳細は第33回の記事をご覧ください)。  ママは「こっちは体を張って商売してんのに、うちの客をとるんじゃないよ!」と。うちの店のキャバ嬢は、中国人ママにビンタを食らったこともあり、「暴行で警察を呼びたいなら呼べ!」と大変感情的になっていました。

お客様が中国人ママ・パパと大げんかに

 ある日、私のお店のお客様が、中国人ママと大げんかになったことがあります。エレベーターを一緒に降りた時、お客様が彼女に対し、差別的な発言をし、1階の踊り場で中国人ママがお客様のネクタイを掴むなど、騒ぎになりました。  それを遠目で見ていたママの旦那さん(パパ)は、「妻が襲われている」と勘違いし、ママを守るべくお客様に飛び込んでいき、大乱闘になりました。お客様の一人が警察を呼び、うちのお客様2人と、中国人ママ、パパは警察に連れていかれました。  その後、4人は和解したのですが、エレベーターのところでママに出会って挨拶をしても完全にシカトされるようになりました。  それからしばらくして、同じフロアにあるうちのアフター店(女性スタッフの接客のない店)のほうに毎日警察が来るようになりました。深夜営業の許可は取っているので、法律上問題ないのですが、毎日のように警察が来て「営業許可証をみせろ!」「中をみせろ!」と言われ、商売になりませんでした。
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「いったい誰が通報しているのだろう?」
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