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『ゴー宣』週刊連載復活で小林よしのりが「今までサボっていた」と再覚醒。65歳にして大量の仕事をこなす理由とは?

新・おぼっちゃまくん』(2月)、『皮肉な悟り よしりん辻説法2』(3月)、『ゴーマニズム宣言 2nd Season 第2巻』(4月)、『大東亜論』の最終巻(5月)と、新刊の発売が続く小林よしのり氏。65歳にして多くの連載を抱え、単行本のために描き下ろしも行うバイタリティはどこから生まれるのか。本人に話を聞いた。

小林よしのり氏

「もう65歳になりましたが、『脳が全開したな』みたいな感覚が今はあるんです」と小林氏。そのきっかけは、2018年に4月に『週刊SPA!』で『ゴーマニズム宣言』の連載を復活したこと。 「復活してみて、『ワシ、考えることをサボっとったわ』と思いましたね。『ゴーマニズム宣言』が月刊連載だった頃は、世の中で何か事件が起こっても、どこかで深く考えることを自主規制していた部分もあったのかも。でも今はかつてよりも考えるようになったし、だから描かなきゃいけないことがたくさんある。『ちょっと週刊じゃ消化するのが間に合わないな』くらいな状態です(笑)」  この言葉を最初に聞いたときは、それまでも連載や単行本を数多く出していたわけで、「ゴーマニストらしからぬ謙遜だな」と思っていたが、どうやら本心からそう思っているらしい。というのは、連載再開から1年たった現在は多忙を極めているというのに、『ゴーマニズム宣言 2nd Season 第2巻』では、明治憲法に関する論考を描き下ろしの作品も発表。その経緯については2019年1月20日のブログで以下のように述べていた。 「これは『憲法』に関する論考だが、日本人の精神性に由来する大問題で、おそらく『SPA!』の連載で描いても、2回はかかる。まったくの一般人にとっては難しすぎると思う。16pか18pかけて一気に読んでしまわなければ、この重大な意味を理解してもらえない。いわゆる保守派から左翼まで、改憲派から護憲派まで、分かってない真実がある。(中略)それを『ゴーマニズム宣言2nd』の単行本②で描き下ろす。忙しい中、わざわざ描き下ろすのは、あくまでも「公」のためだ。日本にこれを言ってる者がいないからだ」  一方で歳を重ねたことで、創作への意識は変化している部分もあるという。 「『明日、急にガンを宣告されて描けなくなるんじゃないか』という感覚もあるからね。『80歳までは描く』と以前に言いましたけど、実際にどうなるかは自分でも分からない。明日のことはわからないからこそ、今描きたいことは全部描いておかないといけない、と思っています」 構成/古澤誠一郎 写真/渡辺秀之
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