「老後に2000万円不足」ってホント?リアルに必要な老後資金を試算した
―[3000万円貯める方法]―
6月3日、金融庁が、人生100年時代においては年金だけだと2000万円不足するとの報告書をまとめて物議を醸した。あまりの騒動の広がりに、麻生太郎金融相が11日に「正確な報告書として受け取らない」と事実上の撤回を求める事態にまで発展。果たして真実はどこにあるのか?

リアルに必要な老後資金はいくら?
「基本となるパターン①では、40歳の時に200万円、60歳の時に900万円ほどの貯金があれば、ある程度医療費や介護費がかかっても95歳まで生きられます。さらに、②のように資産運用すれば、40歳の時点で100万円ほどの貯金しかなくても乗り切れる。ただ、③の国民年金の場合は事態が変わり、60歳の時点で2000万円弱は必要。より早い段階から貯蓄に励まなくてはなりません」
国民年金世帯には厳しい数字が提示されたが、厚生年金に加入していれば1000万円ほどで95歳まで生ききれることが判明。しかし、金融庁の報告書はもとより、巷のレポートでは「老後資金には3000万円必要」などと主張するものも散見される。なぜか? その根源がパターン④だ。
「総務省の『家計調査報告』によると、’17年の高齢者夫婦無職世帯の住居費を除いた1か月の平均支出額は約24万円。ちりも積もればの家計の最大の敵は月々の固定支出なので、ここを抑えればかなり数字は変動します」
平均値は意味ナシ。家賃を抑えれば生きられる
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