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「マジカル・パンチライン」が“イチ押し”アイドルの理由

マジパンとはどんなアイドルグループ?

 そもそもマジパンとはどんなグループなのか。アイドル研究家芸人で、結成前から彼女たちを知るキクチウソツカナイ。氏が解説する。 「’15年の『アイドリング!!!』卒業を機に、メンバーだった佐藤麗奈さんが『10代のうちはアイドルを続けたい』と、自らメンバーを集めて結成したのがマジパンです。佐藤さんは『アイドリング!!!』時代から人気が高く、どんな新グループになるのかアイドルファンは期待していました」  “ガールズ・ファンタジー”というコンセプトが決まり、’16年にメジャーデビュー。メンバーが発表されると全員の顔面偏差値の高さに注目が集まる。 「当時はアイドルグループの乱立期。『誰でもアイドルになれる』とすら言われた時期で、全員のビジュアルが優れているのは高ポイントでした。特に中学2年生(当時)で加入した小山リーナさんは、多くのオタクが『絶対に超かわいく成長する』と確信していましたね」  実際、その数年後、美少女に成長した彼女は女性ファンも魅了する。  そしてラジオの冠番組が決まり、CDリリースやイベント出演が続くなど、順調な滑り出しを見せるも、ブレイクまでは至らず、’18年4月にはリーダーの佐藤が卒業を発表。さらに、7月には当時の所属レーベルとの契約も終了。結成3年目にして解散の危機を迎えることになったのだ! しかし、残されたメンバーが奮起。  その過程を知る、ニッポン放送アナウンサーで、生粋のアイドル好きの吉田尚記氏はこう言う。 「さとれなの卒業後に、心配しながら久しぶりにライブを見に行ったら、すごく良くて。小山さんは歌が超うまくなってたし、4人のダンスのキレも増してて、ライブがしっかり成立していたんです。以前に番組で共演したときの彼女たちは、さとれなに頼り切っている印象があったけど、その影はもうなく、成長した姿に驚きました」  吉田氏は、今マジパンを追う意義を改めて次のように語る。 「アイドルオタクとしても知られる元SKE48の松井玲奈さんが『アイドルとは伸び代である』と語っているように、マジパンには伸び代しかない。大黒柱が抜けて、残されたメンバーが成長する過程が楽しめる、唯一無二のグループと言えるでしょう」  今年2月には新メンバー2人が加入。さらに伸び代が広がったマジパンを追うなら今しかない。
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マジカル・パンチラインの軌跡
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