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お金を払って中高生とデートは違法か? 弁護士の見解は…

 パパ活文化は若い世代にまで広がり、女子中高生と20代男性の組み合わせの「兄活」が出現した。そもそも兄活は法的にどうなのだろうか?

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お金を払って中高生とデートは違法か


 18歳未満と体の関係を持つことはご法度なのは重々承知しているが、兄活のようなお小遣いを与えてデートをすること自体は法的に問題にならないのだろうか。アディーレ法律事務所所属の弁護士、長井健一氏に話を聞いた。

「原則として、18歳未満とデートをすること自体は犯罪行為にはあたりませんが、それは金銭を与えていても同じです。ただし、日をまたいで家にいたり、親が捜索願を提出していたりすると、状況によっては未成年者略取・誘拐にあたる可能性があります。また、深夜帯に連れ出していた場合は青少年保護育成条例に反することがあります」

 お小遣いの有無に関係なく、常識的な時間帯のデート自体は法律や条例には触れないとのことだが、キスやハグなどの接触を伴う行為はどうか。

「基本的に同意があれば条例違反とはならないでしょう。ただし、当時は同意があったと思っていても、後から『無理やりだった』として強制わいせつなどに問われるリスクがあります」

 実際、少女の同意があったうえでデートをしても警察沙汰になるケースが起きている。

 昨年8月、兵庫県でツイッターを通じて知り合った女子中学生を6時間連れ回したとして、未成年者誘拐の疑いで38歳の男が逮捕された。男は「食事に行こう」と誘い出し、少女と一緒に食事やカラオケに行ったところを、少女の知人が目撃して警察に通報し、逮捕に至ったという。

 そして何よりもトラブルに巻き込まれる危険性が高いのは、男性よりも女性のほうだ。兄活の登場によって“出会いのライト化”が起こり、女子中高生ら10代の若い女子が犯罪に巻き込まれたり、性犯罪に遭うリスクが高まる恐れがある。「健全」と「悪質」の二面性を持っているのが、兄活の実態のようだ。

【長井健一氏】
弁護士。アディ―レ法律事務所所属。中央大学法学部卒。10年以上、刑事弁護を中心に弁護活動を行っている

取材・文・撮影/ツマミ具依
― [兄活]は健全か悪質か? ―


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