週5日で月収17万円の底辺ホステス「食事は彼氏と1日500円…だけど幸せ」
こうして、なし崩しに同棲が始まり、彼はいつの間にかホストを辞めて、聡子さんも風俗を卒業した。「外食さえしなければ、1日当たり二人で500円程度しかかかりません」という彼女の手料理は、本当に値段以上のクオリティだ。
業務用スーパーで小麦粉を買い、たこ焼きやお好み焼きを作るだけではなく、なんと手打ちうどんにピザ、具なしのアメリカンドックまで。筆者もご馳走になったことがあるが、そのひとつひとつが全く貧乏メシ感がなく、レストラン並に美味いのだ。
胃袋を掴まれた彼の気持ちがよく分かる。だが、働かない彼について周りからツッコまれることも多いという。
「友達は口を揃えて『そんな男やめろ!』って言うんですが、何とも思いません。仕事を掛け持ちして彼に何十万ってお金を使ってた時に比べたら、基本的に1円もお金は入れてくれないけど、今は最高に幸せですよ。大好きな彼といつも一緒にいられるんですもん。働いてないから浮気の心配もありませんしね。もっとも、私の手料理で太っちゃったんで、ホスト復帰は難しいと思いますけど(笑)」
いずれは結婚してどちらかの田舎に住みたいという彼女。いわゆる“貧困”の低所得だからといって、一概に不幸とはかぎらないのだ。<取材・文/吉沢さりぃ>
― シリーズ・貧乏だけど幸せな人々 ―

- 男なら絶対に胃袋を掴まれる
- 業務用スーパーで小麦粉を買う
- 本格的なピザ
- アメリカンドッグは具ナシ
- うどんは手打ちする
―[貧乏だけど幸せな人々]―
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720 1
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