恋愛・結婚

円満離婚のはずが…妻から突如かけられた不倫疑惑にモヤッ

 離婚の時に問題になる財産分与。中には当然、揉めるケースもある。
離婚届

写真はイメージです(以下同じ)

「ウチも離婚のときは大変でしたよ」と話すのは出版社勤務の前川征悦さん(仮名・43歳)。前川さんは、4年前の離婚時のことを今も鮮明に記憶している。

家具家電の財産分与で揉める

「結婚7年目に離婚することになりました。原因はセックスレス。妻が子供を望んでいましたが、結婚早々、僕が新しい部署に異動になると著者たちとの付き合いもあって、深夜に帰宅することも多い生活に。妻とのすれ違いが頻繁になりました」  奥さんも別の出版社勤務の同業者だが、残業は校了の時だけ。土日などの休日出勤もほとんどない。そのため金曜日の夜や土曜日に、自宅で女子会を開催したり、ホームパーティーを行うなど、夫がいなくても楽しめる社交的な性格だったそう。 「妻はプライベートも充実しているし、僕の仕事には理解を示してくれていました。ところが彼女が34歳になったときにいきなり、子供が欲しいと言い出して。35歳から高年齢出産に入るためか、急かされたんです」  妊活中の妻は、排卵日をLINEで送り「今夜は早く帰宅して!」と催促する。だが事を強いられるたびに、前川さんが萎えてしまった。やる気は妻だけで、彼はその逆だったのだ。 「それが原因でセックスレスになってしまって。不妊治療もやりましたがうまくいかず。『子供を作りたいと思わない』と正直に伝え、1年後に協議離婚をすることになりました。円満離婚です」  預貯金の分与はスムーズにいった。問題は家具家電など動産の財産分与だった。 ソファ 「フィンランド製のテーブルソファーセットは、結婚してから妻がホームパーティーを開催するようになってから購入したので、妻の持ち分。バイクは結婚後に自分が購入したので自分と、それぞれが購入した分はすんなりと決まりました」  だがテレビ、ビデオ、冷蔵庫、電子レンジ、本棚。大きな買い物はマッサージチェア、ベッドなどの分与で揉めたのだ。 「どちらが買ったのか覚えていないものや値が張るものを『私が買った気がする』と主張されました。僕も『いや、それは違う』と言い返したりして、話は平行線をたどりました」  そんなとき、一本の電話がかかってきた。
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元カノからの電話で、不倫疑惑が持ち上がる
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