青春こじらせ漫画『全員くたばれ!大学生』、陰キャを自称する現役大学生が作者とご対面…どうなる?
ツマミ具依(ライター、以下ツマミ):私は主人公にママ活をやってほしいですね~。
橋本:ママ活なんて本当にあるんですか? 喋ったりエロいことをして、さらにお小遣いまでもらうなんて、許せないです。
ツマミ:専用のママ活アプリがあるんですよ。それで実際にママ活をやってみたんですけど、そのときの大学生がものすごく主人公に似ていたんですよ。写真見てくださいよ、似てませんか?
一同:あ~~。
ツマミ:会ってみたらめっちゃつまんなかったんですよ(笑)私が接待しているみたいな。
橋本:でもそれがよかったりするんじゃないですか?
ツマミ:そうなんですよね。不器用さをかわいがるというか。ママ活をやってみて、男子も若さを売りにできる時代になったんだっていう発見がありました。若さを売りにできるのは女子の特権のように思われていましたが、男子も若いだけでチヤホヤしてもらえるんです。冴えない大学生でも若ければ可愛がってくれるおばさんやお姉さんに出会える。主人公のそんな姿を見たいですね。
橋本:男子にも若さの価値がある。なるほど、すごい時代ですね。
和田:主人公は年上ウケしそうですしね。
橋本:大学生はやっぱり合コンとか行くんですか?
望月:合コンはいままで3回やりましたね。でも大学生の合コンってあんまり盛り上がらないですね。なぜか考えてみたんですけど、就職もしてないし将来が見えないからなんだろうなって。サレンダー橋本さんは合コンに行ったことはなかったですか?
橋本:僕は一度もないです。経験がないから“リムジンパーティ”とか“BBQ”なんかのリア充な様子は画像検索して調べてますね。
望月:合コンよりはゼミ合宿のほうが盛り上がりますよ。女子の部屋で飲んで騒いだり、全裸でマリオカートしたり……。
橋本:はぁ、大学生っぽいなぁ。いいなぁ。
ツマミ:大学って自分からアクションを起こさないといけない場所なんですよね。高校まではクラスがあったから半強制的にコミュニティが生まれますし、受け身でもなんとかなりますけど。
和田:ある程度話さなきゃいけない環境があったほうが友達はできますよね。主人公も高校時代には友達が2人いましたし。
ツマミ:でもその反面いじめも起きやすいし窮屈さがあったと思うんですよ。大学ってそんなコミュニティから解放されてとても自由なはずなのに、受け身のままだと流されちゃうんですよね。うまく泳げるように、自分から動かなくちゃいけないんだなって。
橋本:ほんとその通りだと思います。クローズドな場所に自分から入るしかないんでしょうね。
和田:『全員くたばれ!大学生』が迷ってる大学生の助けになればいいけど……。
サレンダー橋本:多分ダメでしょうね。4年間歯を食いしばって耐えて下さい。
* * *
主人公哲太は、このまま暗い大学生活を送るのか、それとも挽回してキャンパスライフを謳歌できるのか? 現役大学生にも耳を傾けながら作られている『全員くたばれ!大学生』に今後も注目だ。
<取材・文・撮影/ツマミ具依>
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