デジタル

ビジネスマン最強のマウス「MX Master」の最新モデルは買いなのか?

~第68回~  毎日、長時間PCにかじりついて執筆しているので、キーボードとマウスにはこだわっている。作業効率はそのまま収入を左右してしまうためだ。ここ数年はロジクールのマウスを利用している。2015年からは「MX MASTER」、2017年からは「MX Master 2S」で、出張時にも持参している。そして、2019年9月18日、最新モデルとなる「MX MASTER 3」が発売された。

「MX MASTER 3」の実力やいかに?

「MX Master 2S」に不満があるわけではないのだが、興味があるので「MX MASTER 3」を使ってみることにした。

1分間の急速充電で3時間、フル充電で70日間利用OK

 デザインは似ている。相変わらず大ぶりボディで手にフィットする。ボディサイズはW84.3×D124.9×H51mmで、重量は141g。「MX MASTER 2S」と比べて、幅が1.4mm、奥行きが1.1mm短くなり、高さは1.7mm高くなっている。重量は4g軽くなった。ボタン類のサイズや配置もわずかに変更されている。  電源は内蔵充電式リチウムポリマー電池で、1分間の急速充電で3時間の利用が可能。フル充電なら従来と同様、70日間利用できる。大きな変化としては、充電ケーブルがUSB-Cになったことが挙げられる。スマホケーブルなどと共有できるのはありがたい。USB-Cケーブルに加えて、Unifyingレシーバーも同梱されている。本体カラーはグラファイトコントラスト、ミッドグレイ、ブラックの3色から選べる。

「MX MASTER 3」の同梱物

USB-Cに対応したのはうれしいところ

手のひら全体で包み込むようなポジションでわずかな力で移動できる

「MX MASTER 3」で最も進化したのがホイールだ。見た目の金属感が増しているが、それ以上に操作感が変化している。「MX MASTER」シリーズは、ホイールを少しずつ動かすと手応えのあるラチェットモードで、大きく回すとフリースピンモードで一気にスクロールできるのが特徴。もちろん、「MX MASTER 3」もこれらの動作に対応しているのだが、ラチェットモードの手応えが小さくなり、音もなくなった。フリースピンモードでもほとんど音がせず、静かなオフィスでも存分に利用できるだろう。  親指で操作する側面のサムホイールの下にサイドボタンが移動しているのにも驚いた。使ってみたら、明らかに「MX MASTER 3」の方が使いやすい。確かに、ブラウザの進む/戻るを行う際に、操作ミスが起きがちだったと、今さらながらに気がついた。

ホイールが新しくなり、ほとんど音がしなくなった

サイドボタンがサムホイールの下に配置された

次のページ right-delta
高額だが作業効率アップ間違いなし
1
2
おすすめ記事