今日は無礼講の真意は? 昭和生まれの人と新入社員がお酒を飲む際の注意点
新入社員が入ってくる季節になりました。コロナ禍なので、これまでのような大規模宴会は開催されなくなるでしょうが、それでも小規模な飲み会はあるかもしれません。そこでは、社会人経験のない平成生まれとベテランの昭和生まれが一緒に飲むので、すれ違いが怖いところ。そこで今回は、昭和生まれの人のお酒のマナーを紹介します。
ちなみに先に言っておくと、今回紹介するマナーのほとんどに関して、筆者自身は意味がないと考えています。しかし、なかにはそれを気にする人が酒席にいることがあります。なので、実行するかしないかは自由ですが、一応、相手の意図を知っておいてもいいぐらいと考えてください。
まずは座る場所です。若手は開催時間前に余裕を持って到着するのは当然ですが、だからといって奥からさっさと座ってしまうのはNGです。上座下座というものがあり、基本的に奥が上座になります。新人は入り口近くの席になるでしょう。幹事が指示してくれるなら従えばいいですし、何も言われなければ入り口近く、それも壁際ではなくて手前側に座ればよいでしょう。
お酒が配られたら乾杯です。グラスを合わせるときは、その人よりも少し下から合わせます。相手を上にするわけです。力はグラスを割らないためにも、ごく弱くしてください。
スパークリングワインやワインで乾杯する場合は、グラスを掲げるだけで乾杯になります。ワイングラスはとても割れやすいですし、これがマナーなのですが、人によってはグラスを合わせてくるかもしれません。その場合は、割らないように注意して、合わせればよいでしょう。
注文するお酒は、周りの人が飲むものに合わせましょう。積極的に飲みたくなければ飲まなければいいのです。しかし、乾杯後は口を付ける振りくらいはしてください。後はタイミングを見て、ソフトドリンクなり水なりを注文しましょう。
早く来た人が奥から詰めて座ったほうが合理的だけど……
ワインの乾杯はグラスを合わせないのがマナーだけど……
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お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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