これまでSPA!では、意中の女性を口説くためのさまざまな恋愛メソッドを紹介してきたが、これにより「デートへの誘い方」「デート中の会話術」など、恋愛における各ステップについてあまたの攻略法が飛び交うことにもなった。
そこで今回は、各界の恋愛のプロたち一人一人の、出会いからクロージングまでの“俺流”をそれぞれ解説付きで紹介。恋愛に不慣れな人も、成功者の思考と行動をマネすれば、うまくいくこと間違いなしだ!
マッチングアプリの世界は顔より“いいね”が男の価値
モテ期プロデューサー・荒野広治氏「“性”のニオイがしない服装で安心感アップ」
日常では縁のない美女にも手軽にアプローチすることができるのがマッチングアプリだ。数々のマッチングアプリで“いいね”獲得数全国1位の経験を持つモテ期プロデューサーの荒野広治氏のスマホには、取材中にも続々と女性からの“いいね”が。
荒野氏いわく、コツを会得すれば女性側から“いいね”が届くようになるのだとか。荒野氏は具体的に、何をしているのか?
「僕はメンタリストのDaiGoさんが監修しているアプリ『With』を使っています。ここには、心理テストや相性診断に惹かれて始めた女性が多く、マッチングしやすい傾向があります。そしてプロフィール写真には、“穏やかな人柄”を印象づけるために『カフェでコーヒー片手に友人と談笑』している風景を登録。
写真は自撮りではなく「他撮り」であることも重要
撮影にはフード用カメラアプリ『Foodie』を使っていて、明るく温かみのある写真に仕上げています。『BeautyPlus』のような美肌加工アプリと違って、男性がスマホに入れていても違和感がありません」
一方で、あまり読まれないのが自己紹介文。こちらは6行以内で仕事と趣味について簡潔にまとめるのがポイントだとか。
設文にはできるだけ回答しつつも、子供が欲しいかどうかなど正解が見えないものは未回答にしておくのも手
焦りは禁物。信頼の積み重ねがデートの成功につながる
登録後は“いいね集め”だ。
「まず、交際や結婚への意欲が高い30代後半~40代の女性に“いいね”をし、最も注目される『新規』のうちに、自分の“いいね”数(=マッチング数+女性からの“いいね”)を稼ぎます。これは“いいね”が集まるほど、根拠なく『魅力的な人なのかもしれない』と思ってもらえて、マッチング率も高まるからです」
マッチング後のメッセージは?
「相手のプロフィールと写真をきちんと見たことが伝わるように『感謝』『褒める』『質問』の順で文章を構成。締めで必ず『呼び名』を聞いています。2通目以降も共通点をフックにしつつ、なるべく即答できる質問を送ります」
メッセージは不愛想にならないようにしつつ騒がしい絵文字も避ける
5通目で連絡先を交換。
「『職場で見ていて、少し恥ずかしいのでLINEを交換してくれませんか?』と切り出してプライベートの連絡先の交換を提案します。交換後は無駄なやりとりはせず、すぐに週末のランチに誘いますね」
そこでは信頼を高めることに注力しつつ、2時間で切り上げる。
「仕事の愚痴を一通り聞いた後に『人間には解決できない深い悩みだから、イルカに相談しに行こう』と、次回の水族館デートを提案するとほぼOKしてくれます。その場で日程を決め、再度デートへ。ここまでくればその後の誘いも断られることはまずありません。僕はそこで、『付き合ってください』と潔く伝えます」
アプリでの出会いも信頼が重要だった。
<テンプレ3STEP>
●アプリ選び:自然な笑顔が女性の心をひきつける
「With」以外では、「ゼクシィ恋結び」「Omiai」「Pairs」などのユーザー数が多い古参アプリがオススメ。「『新規』でいるために、自分は1か月ごとにアプリを移ります。プロフ写真は自然な笑顔を収められるように連写で撮影。そして気になる女性が登録している。“好みカード(趣味)”はすべてマネします」(荒野氏)
●1通目:即レス&相手が悩まない質問を送る
返信は即レスが基本。1通目は名前を尋ね、2通目からは自己紹介文や好みカードに関連する、返事しやすい質問がベター。「例えば相手のプロフィールに『お酒が好き』と書いてあったら、『僕もお酒好きです。ビール派ですか? ハイボール派ですか?』など。『休日は何をしているんですか?』は最終手段」
●クロージング:ランチデートで女性の警戒心を解く
初デートは警戒されないようランチが鉄則。「僕は『東京基地』(渋谷)、『ワールドスターカフェ』(六本木)、『RIGOLETTO KITCHEN』(銀座)あたりをよく利用します。2回目で初めて外見を褒めつつ、接近。信頼が何より重要なので、ホテルへの誘いを断られたら、粘らず引いて次の機会を待つことも重要です」
【モテ期プロデューサー
荒野広治氏】
“モテ期を自由に創り出す独自の理論”で世の男性をモテ男に変えている。講演、TV、ラジオなど多方面で活躍。婚活YouTuberとしても活動。
<取材・文/週刊SPA!編集部>