更新日:2023年05月13日 10:01
ライフ

稲盛和夫の経営哲学は言葉から生まれた

生活の中から言葉を見つけることが大切

 大切なのは、立派な人物の言葉をありがたがることではない。稲盛和夫のように、自分の生活から、自分だけの言葉を見つけることだ。他人の視点で見つかった他人の発見は、自分の力にはならない。自分の視点で見つけた自分の発見だけが、自分の力になる。  そして、そのための大きなヒントになるのが両親だ。自分が子供だった頃、両親がどんなフレーズをよく使っていたのか思い出してみてほしい。「ずっと一緒に暮らしてきた」という体験が伴ったフレーズは、きっとあなたの力になってくれるだろう。  言葉は辞書に書かれた意味通りに使われるわけでもなければ、辞書に書いてある言葉が満遍なく使われるわけでもない。本来とは別の意味で転用されることもあれば、どんな言葉が使われるかにも偏りがある。誰一人として同じものはない人生が、その人だけの体験の積み重ねがそうさせている。  転用や偏りがあるからこそ、その言葉を聞いた者は惹きつけられ、耳を傾ける。人生は言葉と行動、そしてそれを裏づける体験でできているのだ。 佐々木
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

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