更新日:2023年05月23日 17:29
恋愛・結婚

ミスコン女子大生が飲み会で食い逃げ。最年長の先輩が取った情けない行動とは

食い逃げ女子大生に対しての先輩の対応にも、唖然……

 社会人だらけの飲み会にやってきた時点で、女子大生の方もおごってもらえるものだと、勝手に思っていたのかもしれない。しかし、湯谷さんは社会人といえど、見ず知らずの女子大生の飲み代をおごることを嫌だと感じたそう。 「その後すぐに先輩が外を見に行きましたが、女子大生はそのまま行方をくらませてしまったそうです。正直、挨拶もなく出ていったその子のことは、歳下といえど失礼だと感じました。先に帰ってしまった子の方のお代は、少ししか飲み会に参加できなかったこともあり、自分たちでカンパすればいいと考えていましたが、しっかり楽しみきっていたのに無言で帰った子の方については、僕たちが出してやることもないなと感じました」  確かに、彼の言い分はよくわかる。 酔っ払い 「職場の飲み会に部外者を乱入させたのは営業の先輩でしたし、先輩が尻拭いするべきだと思いました。でも、人数が増えた分高額になった代金を精算している間に、先輩が急に寝落ちしたのです。あまりにも唐突だったため、狸寝入りにも見えました。連れの失礼を謝るどころか、僕たちがぼやきながら会計を増やしているのを寝たふりでやり過ごし、“あの、帰った人の分どうします?”と遠回しに聞いても、寝言のようにむにゃむにゃ言うだけ。結局都合よく、全額を歳下の僕たちを含めてカンパした後、お金を回収しているタイミングで起きて、“あ、ごめん。1人いくらだった?”とヘラヘラしてきて。  奢って当たり前だという態度を取った女子大生と、そいつらを連れてきておいてそんなことする先輩にも、ほんとのところ1円も出したくなかったですよ。ほんと、最悪な飲み会。あ、その先輩とはあれから一度も飲んでいません。仕事は仕事ですが、人間性の薄さを考えると、一緒に組むことも嫌になりましたね」  挨拶なしで帰る若者も若者だが、年長の身で連れのミスを拾わず、歳下に尻拭いさせる先輩。たかが数千円の飲み代が、ここまで人からの信用を左右することもある。おごるのもおごられるのも、当たり前のことではなく、誰かの厚意ありきで成り立つことなのだ。<取材・文/ミクニシオリ>
1992年生まれ・フリーライター。ファッション誌編集に携ったのち、2017年からライター・編集として独立。週刊誌やWEBメディアに恋愛考察記事を寄稿しながら、一般人取材も多く行うノンフィクションライター。ナイトワークや貧困に関する取材も多く行っている。自身のSNSでは恋愛・性愛に関するカウンセリングも行う。
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