更新日:2023年05月23日 17:55
ライフ

グラドルの家賃2万円風呂なしアパート時代「財布に500円すらない…」

家賃2万円の風呂無しアパート、財布に500円すらない生活

石川蓮美 当時、家賃2万円の風呂無しアパートに住んでいたという蓮美さん。実際、どんな生活だったのだろうか。 「せんべい布団がすんごく嫌で、ずっとベッドに憧れていました。ある時、家に帰ったらお母さんが『蓮美! ベッドだよ!』って言うから見てみたら、手作りのベッドもどきだった(笑)。酒屋でビールのプラスチックケースをもらってきて、それを太い紐で縛って……その上に布団を敷いて、ベッドみたいにしてました。本物じゃないけど、お母さんの気持ちがうれしかったですね」  お金が無いなかで、食事にも様々な工夫があったという。 「うちは炊飯器もなかったんですよ。ご飯は鍋で炊いていて、安く手に入る雑穀米やタイ米を食べていた。おやつはパンの耳ばっかりだったな。いつもパン屋にもらいに行くのですが、なんとなく気まずいので私が『ペットの餌にするんで』って嘘をついて。あとは、八百屋でクズ野菜をもらったり……」
パンの耳

おやつはパンの耳だったという

 公共料金の支払いが滞ることもあり、ガスや電気が止まった時はろうそくで明かりをつけたり、ガスコンロを使ってみたりと、プチサバイバルのような暮らしをしていたそうだ。 「ガスや電気が止まるのって、大人になるまで当たり前のことだと思ってましたね。お母さんの給料日前は、財布にお札が1枚もなくて。500円玉すら持っていなかったんで、“5円玉貯金”をしていました。毛糸に5円玉を通して貯めていくんです。ある程度の金額になったら、八百屋で野菜を買っていました。5円だからいくら貯まってもお肉を買うまではちょっと遠かったな。でもお陰でキャンプやサバイバルが好きになりました」
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母親の借金を水商売で返済、その後は…
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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