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占いで買った馬がデビュー2連勝でまさかのG1出走!?

 占い師兼馬主のあらいちゅー(@araichuu)です! 占いで買った馬シトリンちゃん(父・サウスヴィグラス)ですが、昨年11月の新馬戦を圧勝し、400万を超える現金を稼ぎ出したあと休養に入っていましたが、今回は4月13日に開催された川崎競馬での待望の復帰戦と、その馬券にまつわるあれこれのお話です!

無観客競馬で馬主も競馬場に入れない

 デビュー戦に圧勝した後、続戦して重賞を目指す選択肢もあったのですが、体重が減って馬体が巻き上がっているという点、ハードな調教で気性が相当にカリカリしているという点、そして元々ソエ(骨膜炎)がある馬なので足元のケアが必要だという点を考慮して、即放牧に出すことにしました。
調教に向かうシトリン号

調教に向かうシトリン号。順調です

 ぶっちゃけ5ヶ月休ませると100万円を軽く超える維持費が飛んでいきます。馬をやっていると感覚が麻痺してくるのですが、100万円ってチャーハンが2000杯は食えるとんでもない額ですよ。  だましだまし走らせれば出走手当や幾分かの賞金が手に入ったと思うのですが、私のような貧乏占い師が新馬を買えるなんて一生に一度あるかないかですから、丁寧に使って大きなところを目指したいということで、思い切って長期休養させることにしました。競走馬が放牧中に何をしているのか、というのはまた別の機会に書きたいと思うのですが、緑あふれる牧場でゴロゴロしているわけではなく、飯をガバガバ食べて、きちんと運動もしています。休ませた結果は吉と出て、馬体が幾分かふっくらとして、メンタル的にも落ち着きが出てきました。ありがたや~。
放牧中のシトリン号

放牧中のシトリン号。写真からも落ち着きがわかる?

 そして次のレースが4月3週の川崎開催と決定し、馬主としては待ち遠しくてたまらなかったのですが、御存知のとおり新型コロナウイルスのせいで開催自体が微妙な情勢に。復帰戦の前週には非常事態宣言も出てしまったのですが、関係各位と行政のみなさまのご尽力で、無観客&馬主も入場自粛ということで開催だけは続けられるようになりました。具体的には、馬主は入場可ではあるもののパドック観覧や口取りは不可で何もできず、重ねて馬主会から馬主も来場自粛の強い要請が出ているという状況です。  シトリンちゃんが走れるというだけでも嬉しいのですが、地方財政に貢献するという地方競馬の役割を果たせること、コロナと戦いながら経済を回せる数少ないビジネスの一つとして踏ん張れることに、馬主としても身が引き締まる思いです。そしてなにより、現場で頑張ってくれているみなさまには感謝しかありません。なかでも地方のリーディングジョッキー、森泰斗騎手がTwitterで仲間に警戒を呼びかけてくれていたのには感激しました。

休養明けで時間がたったおかげでメンバーが軽い!

 そんなわけで、開催が近づき番組表が出てきました。4月13日川崎5R、レース名は個人協賛競走の「福島睦美・陽向生誕記念」です。むつみちゃん・ひなたちゃんですかね~生誕おめでとうございます。
シトリン号2戦目の番組

シトリン号2戦目の番組(nankankeiba.comより)

 約5ヶ月間休ませていたおかげで相手関係がこなれており、持ち賞金270万円でも3組というソコソコ楽なクラスで走れるようになっていました。このへん馬主としては特に何も計算していなかったのですが、番組編成を読み切っていたのだとしたら佐藤博師のファインプレーでしょう。馬主的には久々で距離延長という点が不安なものの、デビューから使い詰められている馬たちが相手だったので、ぶっちゃけ圧勝75%・大敗25%くらいの予想でいたのですが、蓋を開けてみると圧倒的一番人気に。最終的に単勝は2.1倍まで下がりました。  Twitterや勝SPA!の連載で応援してくださっている皆様がぶちこんでくださったのか、一時は単勝170円まで買い込まれていました。この連載の担当S氏も単勝をお買い上げになったご様子。さあ、みんなで幸せになれるでしょうか…?
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