ウマ娘のせいで競走馬価格が上昇中!? 馬主になりたい人へ現役オーナーからアドバイス
馬主で大家で占い師、あらいちゅーです! 今年の馬主界隈での話題といえばなんといってもサイバーエージェントの藤田社長が馬主資格を取得したことですね。セリで高額な馬たちを落札、その馬たちでいきなり勝ち鞍を量産しております。その影響からか、実は現在、競馬界では新人馬主が急増しています。
これまで馬主になるには人脈とお金が必要で、まさに閉じられた世界でした。まず先輩馬主から調教師を紹介してもらい、そこから馬主業に挑むのが一般的で、馬の購入代金で数千万円、毎月コストが数百万円という世界でした。
ところが、2019年ごろから馬主資格の保有者のみで構成される「一口共有クラブ」が次々と誕生。これならば馬の購入代金は数十万円に、毎月のコストも数万円程度に抑えられ、お手頃に馬主ライフをはじめられるようになりました。昨今の競馬ブームも相まって、新人馬主が激増していったわけです。
数字でみると中央・地方ともに馬主の総数は増えていますが、伸びが著しいのは地方競馬の馬主です。平成23年の新規馬主登録者は210人でしたが、令和元年には387人と、10年前から倍に近い人数が馬主となっているのです。
地方競馬の馬主資格は500万円ほどの手取り年収があれば取得できます。これならば普通のサラリーマンであっても副業や投資などで所得を伸ばせば、十分に手が届きます。株価高騰や副業ブームにも後押しされているのでしょう。
また、資格申請には紹介者(預託予定調教師)が必要で、これが昔ならば競馬界で人脈を作るところから時間のかかる手間だったのですが、先ほど紹介した一口共有クラブを通じて申請すればこれも不要になります。共有クラブ主導で新人馬主が増えているのには、こういった事情もあるのです。
しかしながら、共有クラブでの人脈の広がりは限定的です。そのため、馬主同士の勉強会でさらなる人脈作りや交流をしていく馬主が増えています。
新人馬主が急増している背景とは?
地方競馬の馬主資格なら年収500万円あれば取得可能
氷河期世代ど真ん中の生まれ。馬主で占い師で大家で零細企業の経営者。副業と投資と占いで「普通の人でも馬を持てる!」ことを証明するべく奮闘中。占いは四柱推命・紫微斗数をメインでやっています。Twitter:@araichuu
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