見直すべきは電気代と住宅ローン。お金のコロナ対策3か条
―[夏の[コロナ生活]マル秘対策]―
猛暑が予想される今年、我々は「未曽有の夏」を迎えることになる。高温多湿に加えて、マスク着用、ソーシャルディスタンス、ステイホーム……。熱中症への対策を講じつつコロナ第2波の到来への備えも必要だ。未曽有の夏に屈しないライフスタイルをつくる秘策はあるのか?
節約するなら電気料金、住宅ローンの見直しが急務
コロナ禍により、多くの家庭で家計が傷んでいるが、特別定額給付金の10万円などのもらえるお金や、借りられるお金に目が行きがち。だが、コロナが経済に長期的な影響を与え、第2波での給付金もなかなか期待できない以上、固定費の節約にも目を配りたい。
「外出自粛や在宅勤務により、かさんでしまう水道光熱費にメスを入れましょう。特に、電気料金のプランを見直すと、水道光熱費をぐんと抑えられます」
そう語るのは、経済エッセイストで社会保険労務士、ファイナンシャルプランナーの井戸美枝氏だ。
「まず、ライフスタイルに合った料金プランかどうかを見直すのが肝要です。家族の人数、在宅時間、電気をよく使う時間帯、使う電気の量などを考慮して、最適な電力会社のプランを選ぶべきです。ほかにも、スマホやネット回線とのセットでお得になるソフトバンクでんきの“おうちでんき”プランや、東京ガスの“ずっとも電気1”といった電気とガスのセット契約による割引プランなどがあります」
家庭の水道光熱費の半分は電気代が占めているという。ステイホームで食費は3割増となるなか、電気料金プランを見直すだけで相当の節約になるというわけだ。
「もう一つ見直すポイントは、ボーナスで支払っているお金について。特に住宅ローンは、ボーナスでの返済を計画している人も多いはず。しかし今夏のボーナス支給額は、大手で前年比6%減とリーマン・ショック時以来の下げ幅となり、予定金額を支払えないケースも多々あるでしょう」
そんな場合は、無闇に金策に走って高金利のキャッシングに頼るのではなく、まずは借りている金融機関に相談してみよう。
「住宅ローンの支払いができない場合、金融機関は返済期間を延長してくれたり、ボーナス返済の見直しをしてくれるはずです」
とはいえ、なんでもかんでも削ればいいというものでもない。切り詰めると損をしかねない支出もある。生命保険料だ。
「コロナ第2波がやってくると、感染する恐れもあります。コロナによる治療費は国が負担してくれますが、入院給付金や通院給付金がもらえる可能性があるため、保険料の節約目的で解約をするのは得策ではありません。毎月の保険料5000円をケチって、それで仮にコロナで死んでしまったら何千万円という死亡保険金をフイにするわけですから大損ですよ」
不確実性が増す未来に生き残るには、身軽さと万一への備えが重要になっていくようだ。
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