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「高輪ゲートウェイ駅はいらない」満員電車に揺られる会社員たちの恨み節

高輪ゲートウェイは通過しないの?JRの担当者を直撃

 様々な原因から、極端に利用者の少ない駅となっている高輪ゲートウェイ駅。同駅と周辺のこの先について、JR東日本の担当者に話を聞いた。  まず、今年4月の1日の乗降者数が700人程度しかいなかった日があるという話もあったが、これは事実かという質問に対しては「1日あたりの数字はありませんが、4月の利用実績は約16万人です」との返答。単純計算ではあるが、1日おおよそ5000人あまりということになる。また、徐々に外出が増えてきた6月の実績については約31万だったとのことで、極端に少ないわけではないようだ。  それでも、実際に「通過してほしい」という利用者の声があることについて、社内でも通過の議論などが出ているか尋ねたが「特にありません」とのこと。当然といえば当然であると言える。
 コロナ影響についても聞くと「駅開業に合わせて「『Takanawa Gateway Fest』を開催する予定としていましたが、延期することとしました」とのことだったが「規模を縮小して7月14日より開催しております」という。まだまだ多くの人が降り立ったことのない高輪ゲートウェイ駅を堪能するいい機会になるのかもしれない。最後に、再開発も含めたこの先への展望について。 「2024年の1街区~4街区の街づくり完成後は、1日約13万人の乗車人員を見込んでいます」とのこと。13万人といえば目黒駅や五反田駅あたりと同じ人数となる。  利用者らの実感とJR東日本の担当者の話とでは、どことなく温度差があるようだが、周辺の開発前でコロナ影響も甚大なので、駅自身の実力はまだ計りかねる部分がほとんど。いずれにしても、今後も山手線の新駅、高輪ゲートウェイから目が離せない。<取材・文/Mr.tsubaking>
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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