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コロナ禍の海水浴はトラブル多発。地元住民にのしかかる負担

地元住民にのしかかる負担、ゴミが例年以上に増えた

海水浴 ホテル目の前の海岸で清掃活動をする地元自治会の役員に話を聞いてみると、怒り心頭の様子だ。 「ゴミが例年の倍以上に増えました。監視する人、店がないから本当にやりたい放題されている。自治体がやらないから、地元住民が手弁当で監視員を置いたり、ゴミ拾いをしたりね。ただでさえ地元は収入が減っているのに、行政はそうした部分のバックアップは何もしてくれない」(自治会役員)  千葉から少し北へ、茨城の太平洋側に位置する某海岸も、今年は海水浴場が設置されていないのだが、海水浴客は例年通り訪れていた。同海岸でほぼ毎日サーフィンをするという女性も困り顔だ。 「監視員やライフセーバーがおらず、大変危険な状態。地元のベテランサーファーが沖に出て、危ない目にあっている客がいないかチェックしているほど。千葉や神奈川、静岡でも同様のことが起きていると聞いています。事故が起きてからでは遅いのに……」(茨城県の女性サーファー)  結局、国や自治体がやるのは「お願い」のみ、市民が勝手にやったことについては「知らない」「自己責任」という姿勢を、コロナ禍において浮き彫りにし続けているだけのようにも見える。<取材・文/森原ドンタコス>
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