<純烈物語>オンラインライブでメンバー感涙「見上げてごらんツイートを」<第76回>
<第76回>オンラインラウンドによるふれあい。見上げてごらん、ファンのツイートを
コロナ禍の日々に突入していく段階で思ったことがあった。外出の自粛を要請されれば経済が止まる。エンターテインメントが機能しないと人々の気持ちに余裕がなくなる。
それ以外にいくつものネガティブな状況が頭に浮かんだが、一番の恐怖は人と人がふれあえなくなることだった。握手したり、ハグを交わしたりすることで人間は思いを共有し、理解し合ってきたのに、それが許されなくなる。
お互いの体温を感じる術を失い、職場ではリモート作業のように機能的な形が普及すると直接顔を合わせてのコミュニケーションも減っていった。人間が、人間であるための根本的な“つながった形”が失われるのは、ボディブローのようにじわじわと効いてくるのでは……それが怖かった。
ふれあえなくても、人類は生き延びる方法を見つけていくだろう。でも、それは本来の在るべき形とは違うはず。そうこうしているうちに現状はどんどん悪化し、気がつけば「人と人の距離が近いこと自体、悪いことのようになっていった」(スーパー・ササダンゴ・マシン)。
「配信だとできないことが多い現実の中でやりたいことをやるのはもちろん大事だけど、純烈がやってきたお客さんとのふれあい、構い合いも大切なのかなと思っていて。でも、それが今では密やソーシャルディスタンスという言葉で阻まれる。距離が近いことで一圭さんはこの一年間、ずっと悩んできて活動しながら、けっこう早い段階で1年間ライブは無理と決断した時に、なかなか周りの理解を得られなかったんだと思うんです。
「オンラインラウンド」で純烈にエールを
(すずきけん)――’66年、東京都葛飾区亀有出身。’88年9月~’09年9月までアルバイト時代から数え21年間、ベースボール・マガジン社に在籍し『週刊プロレス』編集次長及び同誌携帯サイト『週刊プロレスmobile』編集長を務める。退社後はフリー編集ライターとしてプロレスに限らず音楽、演劇、映画などで執筆。50団体以上のプロレス中継の実況・解説をする。酒井一圭とはマッスルのテレビ中継解説を務めたことから知り合い、マッスル休止後も出演舞台のレビューを執筆。今回のマッスル再開時にもコラムを寄稿している。Twitter@yaroutxt、facebook「Kensuzukitxt」 blog「KEN筆.txt」。著書『白と黒とハッピー~純烈物語』『純烈物語 20-21』が発売
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