コロナで情緒不安定になった女子社員…上司を困らせるトンデモ言動とは
新型コロナウイルスによる自粛などの影響からか、ストレスで気分が落ち込んだり、体調を崩すという人が増えている中、「コロナ禍でメンヘラ社員が増えました」と頭を悩ませるのは、都内のカード会社に勤務する前田淳さん(仮名・34歳)だ。
「コロナ禍でキャッシュレス決済が増えたことでカード利用者が増加して、コールセンターが忙しくなったんです。それでコールセンターの派遣社員のモチベーションが下がってきたんです。派遣社員はリモートワークにしているのですが、明らかに病んでしまった社員が増えましたね。1人や2人くらいならまだしも、何人も…」
ある女子社員は、クレーム客の対応をしたことで情緒が不安定になってしまったという。
「結構キツめのクレーム客に当たってしまったようでかなり落ち込んでいました。最初は親身になってフォローをしてあげていたのですが、だんだん相談回数が増えるように。まずは長文の相談LINEから始まり、次に電話がかかってくるようになりました。何度か電話で話したのですが、彼女は元々アパレル会社に勤めていて、コロナで派遣切りにあって一時的にうちの会社で働くことになったようです。
そのため、何かある度に『アパレルだったらこんな思いしなくてもいいのに……』『アパレルに戻りたい』というのが口癖。アパレルだって楽なわけないし、カード会社と大差がないのでは、と思いますが。やがて、彼女の言動が他の社員へ影響を与えるようになったのです」
それは一体、どういうことなのだろうか。
「その女子社員が体調不良で当日欠勤や早退したいと訴えてきたんです。理由を聞くと『頭痛がする』『お腹が痛い』など。『ちゃんと病院に行って治してね』と伝えても、『コロナが怖くて病院に行きたくない』とか『前にストレス性と言われたのでそれだと思います』と、まるで話にならないんです。
最初は多少目をつぶって休ませてあげていたのですが、それが何度も何度も続いて。1人でも欠勤や早退が出た場合はその日のチームに業務連絡で伝えないといけないのですが、それが続くうちに『私も休みたい』『彼女だけ休むのはいいんですか?』という空気になってきたんです」
困った派遣社員
「私も休ませてよ」
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