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平均価格は2000円以下。アフターコロナはLCCのセールで賢く旅行

運賃の差には理由がある

 LCCが安いのには理由がある。成田空港が発着であるということと、大手が2社ともに新千歳で毎日16便、福岡で17便運航しているのに対し、LCCではピーチが新千歳で6便、福岡で4便。ジェットスターは新千歳で4便、福岡で3便にとどまっているということだ。利便性を取るなら大手となる。中間を行くのはスカイマーク。新千歳で8便と福岡で12便の運航便数を考えれば、羽田空港発着を考えても使いやすい。LCCで「ジェットスター<ピーチ」の差がついているのも、この便数の差であることで納得がいく。新千歳のスプリングジャパンは、週末だけの1日1往復ということで、利用しやすい運賃設定になっている。  これらのエアライン別に運賃と利便性を比較しながら、自分のスタイルにあった選択をして欲しい。LCCが安いとはいえ、複数選択肢のある最安値での比較である。これに、受託手荷物料金や、座席指定料金などが別途かかる。

GO TOトラベルの再開を待てばさらに……

 GO TO トラベルが再開となれば、上記ツアー料金から想定すると、新千歳は¥11,310から¥29,770で購入することができ、更に¥3,000から¥6,000の地域共通クーポンが付く。福岡の場合、¥11,765から¥24,505で購入ができ、¥3,000から¥6,000の地域共通クーポンが付く。  値段でわかる通り、このGO TOトラベル事業はかなりの集客力を持っている。長い自粛生活が続き、旅をしたいという欲求はかなり強くなっている人が多いことだろう。航空機の感染症対策は、高度に実施されている。目的地での節度ある行動で、ウィズコロナでも安心して旅ができるだろう。<文/北島幸司>
航空会社勤務歴を活かし、雑誌やWEBメディアで航空や旅に関する連載コラムを執筆する航空ジャーナリスト。YouTube チャンネル「そらオヤジ組」のほか、ブログ「Avian Wing」も更新中。大阪府出身で航空ジャーナリスト協会に所属する。Facebook avian.wing instagram@kitajimaavianwing
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