プロ野球「清宮世代」の現在地。村上宗隆に次ぐブレイク候補は誰?
昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で6月19日からの開幕となったプロ野球だが、今年はセ・パともに例年通りの3月26日からの開幕となり、選手たちはキャンプやオープン戦で実力を磨いている最中だ。そんななかでも、特に活躍に期待が向けられているのは、前人未到の高校通算本塁打111本を記録し、甲子園でも脚光を浴びた北海道日本ハムファイターズの清宮幸太郎内野手だろう。
続いては、こちらも清宮の“外れ1位”で入団した千葉ロッテマリーンズの安田尚憲内野手だ。清宮同様に2年目までは伸び悩んでいたが、昨年は初の開幕1軍入り。井口監督の「将来の4番に育てたい」という意向もあり、打率.221、6本塁打、54打点と不安定な成績ながら86試合連続で4番の座に座り続け、技術的にも精神的にも成長。
クライマックスシリーズでは福岡ソフトバンクホークスのエース・千賀滉大の魔球“お化けフォーク”を巧みにさばく特大ホームランを放ち、将来性を感じさせた。
今年は春季キャンプで松中信彦臨時コーチから熱心な指導を受けており、ブレイクは目前だ。
勝負の4年目を迎えた今年は春季キャンプ第2クールにケガをして出遅れてしまっていたものの、練習試合では大きな放物線を描くホームランを放つなど好調をアピール。しかし、好不調が激しいうえに入団以降これまでのシーズン最多本塁打はわずか7本止まり。さらに同じポジションのライバルには日本代表の4番候補・中田翔がおり、立ちはだかる壁はまだまだ大きい――。
そんな悩める清宮を尻目に、彼と同世代の選手たちが続々とブレイクを果たしている。そこで今回は、清宮世代を代表する選手になっている、これからなっていく選手たちを紹介していく。
1億円プレイヤーになった長距離砲・村上宗隆
まずは、東京ヤクルトスワローズの頼れる4番打者として2年連続全試合出場、2シーズン続けて30本近いホームランを放り込んでいる村上宗隆内野手だろう。 高校時代から通算52本塁打を放つ強打の捕手として注目されていたものの、ドラフト会議では清宮を逃したヤクルトの“外れ1位”。その悔しさにバネに内野手に転向し、猛練習の末、2年目にレギュラーを奪取。球界トップレベルのスイングスピードを誇り、逆方向へも打球が伸びていくのが強みだ。また、ここぞという場面で勝負強さを発揮する集中力も目を見張るモノがある。世代初の1億円プレイヤーとなったのも納得の強打者だ。村上宗隆選手
— 東京ヤクルトスワローズ公式 (@swallowspr) February 2, 2021
21歳の誕生日に
『成長する』と書きました。本人からするとまだ、ツボミなのでしょうか。 pic.twitter.com/2xhNHfTWZm
千葉のゴジラ・安田尚憲は覚醒間近!
テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。
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