スポーツ

プロ野球「清宮世代」の現在地。村上宗隆に次ぐブレイク候補は誰?

剛速球で押す“男梅”こと平良海馬

 投手陣の中にもトンデモない逸材がいる。埼玉西武ライオンズの中継ぎとして新人王を獲得した“男梅”の愛称で知られる平良海馬(たいら・かいま)投手だ。ライオンズではおなじみの中村剛也や山川穂高を彷彿とさせるぽっちゃり体型から最速160キロの重いストレートを投げるパワーピッチャーで変化球も多彩。リリーフのみの54試合登板ながら驚異の62奪三振をマークした。今シーズンはプロ野球最高球速の更新も期待されている。  ほぼ無名の高校時代から一気に球界を代表する投手になった“清宮世代”の出世頭と言えるだろう。

ローテーションを守って10勝を狙う遠藤淳志

 先発ピッチャーとして輝きを放っているのは広島東洋カープの遠藤淳志投手だ。ドラフト5位入団ながら、3年目となった昨年は先発ローテーションを守り切って5勝をマーク。持ち味はゆったりとしたフォームから長い手足を使って上から振り下ろすピッチングスタイル。そのおかげで球速以上に伸びのあるストレートを投げることができるのだ。  佐々岡監督も「10勝以上してほしい」と期待している次世代のカープのエース候補だ。
次のページ
育成出身。清宮越えのスラッガー
1
2
3
テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。

記事一覧へ
おすすめ記事