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プロ野球「巨体なのに足が速い」選手たち。おかわり中村、アグー山川etc.

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、6月中旬から開幕することになった2020年のプロ野球。試合数が減ったほか、各球場では観客の入場制限が設けられており、例年通りの観戦をすることは難しくなっているものの日本中を勇気づけるために選手全員が気合十分の全力プレーを見せてくれている。  そんななか、気になった点が一つある――。選手の大型化が進み、外国人選手ばりの身長やがっちりとしたボディを持つ選手が目立つようになったことだ。確かにパワフルなプレーは増えたので規格外のホームランを見ることはできるが、日本らしいスピード感あふれるプレーは減ったのではないか?  ところが、その答えはノーだった。野球専門ライターたちに聞いてみると、ぽっちゃり体型や大柄な選手の中にも“意外に俊敏な”選手たちがゴロゴロと存在するのだという。今回はそんな選手たちを紹介していく。

ベースランニングは盗塁王クラス?おかわり・中村とアグー・山川

 答えてくれたのは、在阪のスポーツ新聞記者からスポーツライターに転身した安田新治氏だ。まずはあの超有名選手の名前を挙げてくれた。 「有名なのは“おかわり君”こと埼玉西武ライオンズの長距離砲・中村剛也選手でしょうね。大阪桐蔭高校時代は一学年下で、盗塁王を獲得したこともあるスピードスター・西岡剛(元ロッテ、阪神ほか)よりも盗塁数も多かったという逸話があるほどです。記者をしていて驚いたのは、打ってからの走り出すまでの加速力。右打者はどうしても一歩目が遅くなる傾向にあるのですが、中村選手はスタートがとにかく速くて、ボテボテのサードゴロやショートの深いところに転がったゴロは、ほとんどセーフになっていた印象があります。
 同じく、西武のぽっちゃり体型打者で中村選手から4番の座を奪った山川穂高選手もスピード感がありますね。聞くところによると、大学生時代の50メートル走のタイムは6秒2とかなりの俊足だったそうです。  確かに、走者になった際のベースランニングはとても100kg近くあるとは思えないほど俊敏ですし、守備での反応やバント処理のダッシュを見ていると、足の速さを感じさせる。通算1盗塁ですが、いざという場面での盗塁を見てみたい選手です」
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イチローイズムの走り屋
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