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今でも人気のゲームボーイシリーズ。高値で取引されるマニアックな周辺機器3選

今では当時の5倍の値段!GBAがマルチメディアプレイヤーになる周辺機器

 次に紹介するのはGBA周辺機器。GBAが映画プレイヤーになる「アドバンスムービープレイヤー」がam3から発売され当時話題を集めましたが、任天堂公式からはインターネット限定で「プレイやん」、kemcoからは「MUSIC RECORDER MP3といった感じで、GBAでは映像・音楽関係の周辺機器が多数販売されました。  そんななか、シリーズ末期にGREENHOUSEから販売された「ゲームボーイミクロ用スピーカー付きグリップ」は、現在では入手難易度が高く、フリマ・オークションサイトでは高額で取引されています。  GBM自体のプレミア度もさることながら、スピーカー付きグリップのプレミア度もかなりの物。どちらもシリーズ末期には2000円ほどで新品が購入できたのですが、今はその5倍以上の価格で取引されています。
ゲームボーイミクロ用スピーカー付きグリップ

「ゲームボーイミクロ用スピーカー付きグリップ」。今では1万円を超える取引価格

ゲームボーイミクロ用スピーカー付きグリップ

「ゲームボーイミクロ用スピーカー付きグリップ」を装着すると、こうなります

ゲームボーイミクロ用スピーカー付きグリップ

ちなみに、背面はこうなっています

ゲームボーイコレクターがオススメするのは?

 さて、通信ケーブルや専用バッテリーなど、ゲームボーイシリーズではコラボ製品を含めると数多の周辺機器が世に送り出されてきましたが、今回取材に協力してくれたコレクター本人がオススメする周辺機器はコナミから発売されていた「ハイパーボーイ」です。  ゲームボーイは、バックライトなし2.45インチの液晶やモノラルスピーカーということもあり、この弱点を補う製品として、ゲームボーイ用の拡大鏡「ライトボーイ」(ビック東海)や「サウンドボーイ」(サンソフト)などが販売されていました。  そんなゲームボーイの弱点を、すべて補えるのが、この「ハイパーボーイ」でした。ゲームセンターが今ほど万人向けでなく、アーケードゲームが今ほど家庭用に移植されていない時代。家の中に、小さなゲームセンターを作ることができるという素晴らしいアイテムでした。
ハイパーボーイ

見た目も美しい「ハイパーボーイ」。今では完動品の数は少ない

 入手するのは簡単ではありませんが、部屋の片隅に飾っても映えるクオリティを、ぜひ体感してほしいものです。
ハイパーボーイ

自宅にいながら、ゲームセンター気分が味わえます

 このように、今でも多数のカスタム用品や周辺機器が販売されるゲームボーイシリーズ。子どものころの思い出とともに、再び手にとって見てはいかがでしょうか? <文/板倉正道>
テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク
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