「子どもを公園から引きずり出せ」高齢者の謎クレームに戦慄
コロナ禍で制限の多い生活を強いられる人々のストレスは計り知れない。コンビニや飲食店、ドラッグストア、公共交通機関などで、スタッフに対してクレームをつける人の姿を見かけたこともあるはずだ。若者よりも「高齢者」が重症化しやすいと言われている新型肺炎だが、敏感になりすぎるあまり、その要求が暴走することも……。
デパートの婦人服売り場で働く加藤理央さん(30代・仮名)は男性客(70代)からこんなクレームを受けた。
「ショップで、咳をしているスタッフがいないにも関わらず、『スタッフは咳をしているけど大丈夫なのか』とクレームを言ってきた人がいました」
その客は3日連続で同様のクレームを言ってきたそうだ。しかしその間に働いていたスタッフは全員風邪なども引いておらず、体調面での問題はなかった。
「別の人ですが、『客のマスクの付け方がなっていない!』など、店内にいらっしゃるお客様に対するクレームを受けることもありました。本当に困ってしまいます」
また、季節は冬になり、別の客にこんなイチャモンをつけられたことも。
「あるお客様からの問い合わせで、『洗濯の出来る高級ウールで、保温性が高くて、値段がそんなに高くない日本製の私好みのデザインのワンピースをなぜ作っていないのか? コロナ禍でそういうのを作るのが当然でしょ』と言われました。なんともお応えしようがないです……」
加藤さんは、「自由に動けなくてイライラしていて、特に衛生面では敏感になっている人が多いのかな」と疲れをにじませていた。
コロナ禍で「“私好み”のワンピースを作るのが当然でしょ」の謎クレーム
返答に困る問い合わせ
1
2
5歳の頃からサスペンスドラマを嗜むフリーライター。餃子大好き27歳。 たまに写真も撮ります。
記事一覧へ
記事一覧へ
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ