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3万円のsoeデイパックに“ランドセル感”がない驚きの理由

84/108 ワンショルダーバックパック(soe)3万800円

MBのヘビーユース108

ワンショルダーバックパック(soe)3万800円

「デイパックはもうどこのアイテムでも一緒!」くらいに思っていました。なにせユニクロも無印良品も毎年、バージョンアップし、ハイクオリティなデイパックを格安で提案してきます。ギャルソンでもエルベシャプリエでも「今さら高価なブランドなんて買わなくてもいいか」と達観したつもりになっていたのです。  しかし、そんな私の横っ面を引っ叩くように、彗星のごとく登場したのがsoeのデイパック。最初に見たときは思わず笑っちゃいました。何しろこのバッグ、リュックなのにショルダーストラップが1本しかないんです(笑)。「ワンショルダー専用なのかな?」と思いきやストラップの形状や角度に工夫があり、メッセンジャー風に斜めがけできる仕様になっています。つまり前から見たらメッセンジャー、後ろから見たらデイパックというハイブリッドな印象。さんざんデイパックを使い込んだ私でも久々に新鮮な気持ちになれました。「これ、アリかも!」と。 MBのヘビーユース108 実はかねてからデイパックを背負った際の「ランドセル感」には抵抗感がありました。デイパックを背負って鏡を見ると、「いいものを選んでいるはずなのに何か子供っぽい……」と辟易。しかし、このワンショルダータイプなら大丈夫です。ワンショルダーのラフな印象から「ランドセル感」もないし、既存のデイパックにひねりを加えているため、多くの人との差別化にも役立ちます。

普通だけど普通じゃない

 しかも、素材は形状維持、光沢感、耐久性、撥水性に優れたソロテックスを採用。ショルダー部分にはメタルパーツが多く使われており、値段相応の高級感もばっちり。パソコン専用のスリーブがついていて使い勝手も文句なし!「ありそうでなかった」とはまさにこのこと。しばらくはこのデイパックのお世話になりそうです。  soeは東京発の老舗デザイナーズブランド。デザイナーの伊藤壮一郎さんは大人なベーシックアイテムに「ちょいひねり」を加えるのが本当に上手です。「普通だけど普通じゃないアイテム」を探すならイチオシのブランド。生産数が少ないアイテムが多いので、シーズン初めにお買い物をするのが狙い目ですよ! お見逃しなく! 商品、衣装/すべて私物 撮影/林 紘輝(商品) 岡戸雅樹(人物)
MB
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag

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