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人気パチンコ機 「ジャグラー」「北斗無双」etc.の撤去を延期にした業界事情

パチンコホール店長からは、安堵と危惧の声が

「とりあえず当面の危機は回避された感じですね。特にジャグラー系のスロットは、人気機種なうえに、メーカーの(新規則機である)6号機の供給が追い付かず、閉鎖も真剣に考えていましたからね」というのは、関東某パチンコホールの店長。  当初の21世紀会ルールでは、夏場までに全国のジャグラーが5万台以上も撤去される予定となっていたが、その撤去が延長されたのだ。ホール営業の柱の一つと言われて久しいジャグラーの設置期限延長は、ホール現場にとっては嬉しい誤算だ。  一方で、今回のルール改定に危惧も示す。 「結局は問題を先送りにした格好でもありますよね。設置比率の問題もありますが、あくまで『メド』ですから、みんながどこまでしっかり守るのかは疑問が残ります。問題を曖昧にしたまま来年の1月末に、旧規則機の撤去が全国で一斉に行われれば、その処理が追い付かず、野積みの問題になったり、また5号機が闇スロに流れる恐れもありますからね」。  ホール関係者にも、ファンにも歓迎される撤去期限の改定であるが、諸手を挙げての吉報と呼ぶにはいささか安易な気がするのは筆者だけか? <取材・文/安達夕>
フリーライター twitter:@yuu_adachi
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