更新日:2021年07月20日 21:42
お金

資産2億円の高卒・元自衛官が教えるお金が貯まらない本当の理由

お金持ちの考え方は?

 生方さんによると、「コンビニで買う」と答えた人は、お金持ちになれる素質があるという。 「なぜなら、時給1000円だとすれば、安いものを購入するために30分も費やしたら500円損すると考えます。だから近くのコンビニで買った方が少し高くても結果的にはお得なんです」  生方さんは、友人との“お付き合い”の飲み会などは、お金を失うだけではなく、限りある時間を自分のスキルアップに使えないことが損失になると考える。二次会やシメのラーメンなども余計な出費で、健康を害することになるので控えるべきだという。 飲み会 とはいえ生方さんは、大切な人や世話になった人にはご馳走をする。筆者も某高級ホテルで美味しいステーキをご馳走になったことがあるが、お礼を伝えると「普段お世話になっているし、海外旅行の時には現地の人を紹介してもらっているので当然ですよ」と言う。  要するに、「付き合う人を考える」ということなのだとか。

付き合う人を考える

「付き合う人で人生が変わります。もしも今の現状が嫌ならば、付き合っている友達を変えればいいんです。『自分と時間を共有する5人の平均年収が自分の年収』。これはアメリカの有名なコンサルタントが残した言葉ですが、私はおおむね正しいと思っています」  学歴や仕事、収入により行動範囲が変わるため、自分が出会う人は必然的に同じ階層の人になってしまうという。 「私が海上自衛隊の護衛艦で勤務していたとき、時間を共有する人は職場の同僚でした。年間230日も船の中で働いて帰宅できないのですから、ほかの選択などありません。 多くの隊員の関心は、外出してパチンコやパチスロなどの賭け事と飲酒。私は自分で苦労して稼いだお金を遊興費ではなく、『旅行やスキーなどの体験に使いたい』『バッグや靴など長く使えるいいものを買いたい』と考えていたため、会話がかみ合うことはありませんでした。  私は30代前半で、『職場の色に染まる人は、賭け事や飲酒でお金を減らす』『投資家と時間を共有すればお金に関する知識が増えて資産が増える』と気づきました」
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価値あると思えることに支出する
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旅行作家、旅行ジャーナリスト。著書の『ブラックロード』シリーズは10冊を数える。近著に『ウクライナに行ってきました ロシア周辺国をめぐる旅』(彩図社)がある。人生哲学「楽しくなければ人生じゃない」

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「金持ち脳」になって自由な人生を手に入れる 攻めの節約

不動産投資で2億円以上の資産を貯めて、自衛隊を40代でアーリーリタイアした著者が教える、お金を貯める(増やす)ための「節約の極意」。著者が自衛官時代から億万長者になった今でも続けている、「正しい(お金持ちになるための)節約術」「人生を変えるための攻めの節約術」をできるかぎり、具体的かつ詳細に紹介する。
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