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辻希美はママタレ界で最強かも。炎上や離婚危機から好感度アップするまで

辻希美の強さ2:壊れかけた夫婦関係を再構築した努力

「辻ちゃんが芸能界最強のママタレント説」の2つめの理由は、現在の安定した夫婦関係を築くまでの軌跡です。 『大好きな人と結婚した、その後。』には、過去に「ワンオペ育児」の孤独に押しつぶされそうな辻さんと仕事で忙しい杉浦さんの仲に亀裂が入り、「結婚3年目にして離婚寸前までいってしまった」という記述があります。2人から学ぶべきところは、その後の夫婦関係を再構築するための努力。

「遊びたい」「独身のときのようにオシャレしたい」「フルパワーで仕事したい」といったさまざまな欲と折り合いをつけ、「相手は何を望んでいるのか」「エンドレスに続く日常をどう楽しむか」を模索して、現在の関係を築くまでの経緯がつづられています。  そして、夫婦の危機から約10年を経た今、杉浦さんは「幸せでいるための努力」の重要性を、辻さんは「平凡な日常」の大切さを語っています。  モテテクや婚活ルールなど、男女間のマッチングのための駆け引きがまるっきり役立たなくなる結婚15年目。夫妻はしばしば夫婦関係の指南本などで聞かれる「恋は落ちるもの 愛は努力して築くもの」という夫婦円満メソッドを着実に実践しており、積み重ねた努力によって揺るがない自信を得ているようにさえ見えます。

辻希美の強さ3:「平凡な日常」に価値を置く強み

 おしどり夫婦と言われていた有名人カップルが突然離婚をしたり、理想のママタレントの裏の顔が報じられたり、愛妻家イメージの夫が不倫をしたり……といったゴシップに触れるたびに「作られたイメージって怖いな」「結婚って怖いな」と思っている方は多いのではないでしょうか。

 一方で、地域に根差した自らの暮らしを「平凡な日常」といってはばからず、その「平凡な日常」に周囲の人たちを巻き込んで楽しむ辻さんは、日常生活を発信するママタレントの中で異彩を放っています。  ネットリテラシーに長けた現代の子育て世代には、作り込まれた「キラキラな日常」がだんだんと通用しなくなってきています。辻希美という女性は、そんな空気を何年も前から察知していたように思えるのです。 【関連記事】⇒「芸人の“妻たち”のブログ」が超ブーム。トレエン斎藤、パンサー尾形…妻が人気なワケ <文/北川和子> ※女子SPA!より
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