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電源タップの寿命は5年? 10年使用の商品を分解&テストしてみた

危なくない電源タップ選びは?

新しく購入したテーブルタップは、独立スイッチに安全シャッター付きなので使わない差込口からホコリの侵入を防ぐことが出来る

 また、今回分解したテーブルタップには安全シャッターも無く、内部にホコリが入り込んでいます。ホコリによるトラッキング火災もありえる事なので、新しくテーブルタップを購入する際には、シャッター付きや絶縁カバー付きのテーブルタップを購入すると良いでしょう。  最近では、雷ガード付きのテーブルタップも販売されており、内部に設置された酸化金属バリスタと呼ばれる素子が、雷の高電圧がかかった時にのみ素子をショートさせることで接続機器に高電圧が掛からないようにする仕組みとなっています。  とはいえ、まともに雷が落ちてしまったら雷ガードでも役に立ちません。雷対策はすべてのコンセントやケーブルを抜くこととも言われているので、不在時のお守り代わりくらいに考えておくと良いでしょう。

通販や大手量販店では様々な種類が販売されているので目的にあったものを選ぼう

 電源タップ周りが熱を帯びていたり、焦げたような匂いがしたらかなりの危険信号です。自宅を燃やさないためにも、定期的な確認を行い、寿命が来る前にテーブルタップを取り替えたいところです。 <文/板倉正道>
テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク
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