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生島ヒロシ、局アナ出身者がタレント140人の一大芸能プロを築けたワケ

一人一人との出会いを大切に誠実に接する

 ここまで会社規模が大きくなると、自分1人ですべて行なうのは無理。スタッフに任せることも多い。CEOとしてスタッフに守ってもらっている社訓のようなものがあるそうだ。 「それは『しょげないでほしい』ということ。10回やるうち、9回失敗しようが、1回結果が出せれば良い。1回や2回ダメったり、断られたりしても、『心が折れないようにして』と言ってあります」  長男で俳優の生島勇輝(37)、次男でやはり俳優の生島翔(36)も所属する。特別扱いしない方針だ。勇輝はテレビ朝日『仮面ライダーセイバー』(2020年)に仮面ライダーバスター(尾上亮)で登場し、子供やその母親の支持を得た。2014年に始まった天海祐希(54)主演の同局『緊急取調室』シリーズにも出ている。キントリの面々が集う居酒屋「しんじ」の店主・しんじ役である。ご存じだろう。生島さんは「彼は近く舞台をやります。大きな役に付きます」と、至ってクールな表情で説明した。特別扱いしないのである。  一方、翔はこれまでにTBS『下町ロケット』(2018年)やNHK『ピュア!〜一日アイドル署長の事件簿〜』(2019年)などに出演した。「近くハリウッド映画に出ます」と言う通り、ハリウッド作品は2度目となる。  最後に会社を大きく出来た秘訣をあらためて聞いた。 「成功しているなんて思いませんが、心掛けていることはあります。LINEやメールをもらったら、すぐ返事をする。お世話になった人にはきちんとお礼をする。1人1人との出会いを大切にして、誠心誠意お付き合いする」  生島流の成功術は相手の気持ちを考えることのようだ。<取材・文/高堀冬彦>
放送コラムニスト/ジャーナリスト 1964年生まれ。スポーツニッポン新聞東京本社での文化社会部記者、専門委員(放送記者クラブ)、「サンデー毎日」での記者、編集次長などを経て2019年に独立
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