もともとルメールは品のあるフレンチカジュアルを得意としており、ラコステ、エルメスと名だたるブランドを渡り歩いてきた人物。ユニクロの品の良い日常着とは親和性が高い。 　ユニクロの優れた生産背景とルメールデザインが交じり合い、3万円のコートにも見劣りしないクオリティに仕上がっています。 　既存ラインでもステンカラーコートはたくさんありますが、この春の一押しは間違いなくこちら。素材の良さだけでなくオンオフ問わず使える汎用性などワードローブに一枚あると便利です。 　春ニットにややゆったりとしたスラックスなどを合わせて、バサッとこのコートを羽織り、シンプルなオールスターなどのスニーカーを履く。これだけで十分おしゃれな印象がつくれるでしょう。 　日本は春が短くスプリングコートがなかなか売れない、時期を逸するとすぐにセール対象になります。 　ユニクロもこちらを作りすぎたのかもうセールにかかっていますので今がチャンス。ぜひお見逃しなく。名作です。 商品、衣装／すべて私物　撮影／林 紘輝（商品）　岡戸雅樹（人物）ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超！ （Twitterアカウント:@MBKnowerMag）