・セール頻度 ジェットスターの回答は不定期とのことだった。2021年のセールは46回とピーチより少ないが、一回のセールで5日間開催が多いことを考えると、年間で6割の日程でセールが行われている計算となる。 ・セール開催について ジェットスターからは、開催日も不定期と言う回答があった。5日間の開催で考えると平日からスタートして週末にも開催期間が重なる使い勝手のいい開催日となっている。また、ジェットスターは、どの運賃タイプでもセール対象となるので、旅の目的に合わせてしっかりと活用したい。 ・セール情報の入手 メールマガジン「JetMail」への登録によりセール情報が届くので、もれなく登録するのがいいだろう。 ・お勧めの利用方法 ジェットスターの回答は、平日や早朝便はセール運賃で購入しやすいことがあるという。密を避け、Withコロナ時代の新しいライフスタイルに合わせて新しい旅のスタイルを楽しんで欲しいと説明する。 　セールにもコンセプトを設け、利用者に刺さる内容を考えているという。実際の開催例では、ジェットスター就航10周年記念「ひいてびっくり！10周年カウントダウンセール」では、毎月キャビンクルーがくじ引きで対象路線を決定し、決まった対象路線が片道100円に設定された。その模様はインスタライブで配信されたという。 　また、ジェットスターと愛媛、香川、高知各県の合同キャンペーンでは、往復航空券購入で復路が459（しこく）円になるセールや、Withコロナ時代の“リベンジ旅”をサポートする、平日片道500円セールなど、旅への動機付けを図った。 ・会員制度 Club Jetstarは年会費3,980円（税込）の有料会員プログラムで、セール時以外でも一般向け運賃より安い運賃で航空券を予約・購入でき、さらに手荷物や座席指定の料金が20％OFFになるなどの特典がある。 　ジェットスターカードは年会費980円（税込）のクレジットカードで、入会すると前述のClub Jetstar特典を一年間体験できる。それ以外にも、国内・海外旅行保険、ポイントの獲得、機内販売割引などの特典がある。 　お得な利用方法は、ジェットスターカードに入会し、Club Jetstar特典を1年間無料で体験する。プログラムが気に入ればその後Club Jetstarの会員として有償登録する方法だ。 　実際にセールを企画して発売しているピーチアビエーション航空事業企画室　レベニューマネジメント部のマネージャー篠原祐樹氏に聞いてみた。 ――セール売り出しに関するご苦労はどこにありますか。 「多くの人にご購入頂きたいので、商品を告知する為のネーミングに苦労しています。多くはダジャレ世代のベテラン社員の経験してきた意見が通ることが多いです。そのような中で、若手社員も負けずにダメ出ししています」。仕事とはいえ和気あいあいと仕事が進んで行く様子が浮かぶ。 ――セールの将来展開はどうなっていくのでしょうか。 「セール運賃の設定はシンプルピーチを基本に割引を決めて来ました。今後は預入れ手荷物も含んだバリューピーチを基本としたセール運賃を提供していきたいです。また、将来はサービスが充実したプライムピーチでもセールができないか検討しているところです」 「期間を区切るセール以外にも1か月ほどの期間で通常運賃から値引くキャンペーンを行いますので、是非知って頂きたいです」。とセールとキャンペーンの使い分けができることがわかった。 　また、「セールではないのですが、昨年始めた行先のわからない“旅くじ”は好評につき、この6月にパワーアップして継続します。また、Peachホーダイパスは1か月乗り放題になるチケットに6万件の申し込みがありました」とのことで、旅行機運が上がってきていることを感じさせる。