恋愛・結婚

「なんで俺の面倒を見てくれないの」妻を母親代わりにしてしまう男たちの”甘え”の正体

「私はあなたの母親じゃない」と言われてしまう夫たちの本質とは

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「私はあなたの母親じゃない」と言われがちな夫の思考回路とは

 DV・モラハラ加害者が、愛と配慮のある関係を作る力を身につけるための学びのコミュニティ「GADHA」を主宰しているえいなかと申します。  多くの加害者と関わっていると「パートナーからこんなことを言われた」という言葉が共通していることが少なくありません。  その1つが「私はあなたの母親じゃない」というものです。そんなことはわかっている…と言われた側は思ってしまうところですが、実は笑い事じゃなく、被害者の方は切実に訴えていることがあります。一体どういうことなのでしょうか?  今回はこのよくあるセリフの背景に迫りたいと思います。

”可愛くない大きな赤ちゃん”

 僕は、加害者というのはある意味で赤ちゃんのような存在だと考えています。僕自身を振り返ってみてもそうだったからです。問題は、赤ちゃんと違って可愛くない上に、力があるので暴力や癇癪が重大な被害に発展する点です。  ここでの赤ちゃんという言葉の意味は、自他に対するケアの能力が未発達だという意味です。赤ちゃんはよく泣きます。でも、自分がなんで泣いているのかわからないし、人にも説明できません。ただ、不快なのでそれが嫌で泣きます。  周りの養育者が、赤ちゃんに声をかけ、おむつをみてみたり、お腹が空いてるか確認してみたり、部屋が暑くないか、どこか痒いところや痛いところがあるのか、とあれこれ調べ、手を尽くして、機嫌が治ったら「ああ、これが嫌だったのか」とわかる。  赤ちゃんはそんなふうに「自分のニーズもわからないし、それを伝える力もないし、自分でケアする力もない」わけです。自分の機嫌や状態を自分で良いものにする力がないということです。
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相手に忖度させて機嫌を取るのは赤ちゃんがすること
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DV・モラハラなど、人を傷つけておきながら自分は悪くないと考える「悪意のない加害者」の変容を目指すコミュニティ「GADHA」代表。自身もDV・モラハラ加害を行い、妻と離婚の危機を迎えた経験を持つ。加害者としての自覚を持ってカウンセリングを受け、自身もさまざまな関連知識を学習し、妻との気遣いあえる関係を再構築した。現在はそこで得られた知識を加害者変容理論としてまとめ、多くの加害者に届け、被害者が減ることを目指し活動中。大切な人を大切にする方法は学べる、人は変われると信じています。賛同下さる方は、ぜひGADHAの当事者会やプログラムにご参加ください。ツイッター:えいなか

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モラハラ、パワハラ、DV
人間関係は“ことば”で決まる


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